風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』春のツアー⑧

2023-07-21 22:18:31 | 全国巡回公演

『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の公演。6月最終週の公演は、先週に引き続き、福島県の文化振興財団が主催している、福島県の様々な地域の小学校の皆さんと創る、“キッズシアター“の公演、そして、花巻市での一般公演でした。

6月27日(火) 【福島県】福島市教育委員会(福島市内小学校合同鑑賞) パルセいいざか
6月28日(水)・29日(木) 【福島県】白河市教育委員会(白河市内小学校合同公演)白河文化交流館コミネス
6月30日(金) 【福島県】国見町教育委員会(国見小学校)観月台文化センター
7月2日【日】花巻市文化会館主催 花巻市文化会館

福島市教育委員会
“キッズシアター”、今週最初の公演は、福島市内の小学校の合同公演となりました。
今回の公演には、なんと、福島市内の11校もの小学校が参加。
午前開演にも関わらず、入場の時には、客席からたくさんの小学生の元気な声が響いていました。


開演前には、舞台見学も行われて、約800人の児童の皆さん、また、先生方も一緒になって舞台の隅から隅まで触れてくれていました。
公演が始まると、客席からは、舞台に向けて、思い思いに声をかけている姿に支えられて、一緒に『ヘレン・ケラー』の世界や公演を創ることが出来たように感じました。
終演後も、生き生きとした姿で学校へと戻る生徒さんたち。

「楽しかった!」、「ヘレンやサリバン先生のことを初めて知りました!」など、感じたことを一生懸命に伝えてくれていました。

最後に福島市の教育委員会の担当の方へ色紙をプレゼントするアニー役の渋谷。

白河市教育委員会
今週2日目、3日目の公演は、白河市内の小学校の合同公演でした。
のべ、13校もの小学校が参加してくれました!
約2000人もの児童、先生方の参加となったため、2日間3ステージの公演となりました。
開演前には、舞台見学が行われました。児童さんたちの中には、普段、“白河文化交流館コミネス”の大ホールを習い事などで、立ったことがあるという児童さんもおり、『私たちの住む白河市にこんなに素敵な劇場があることは、私たちの誇りです。』と語ってくれました。
また、昨年にも会館の自主事業の取り組みで『ヘレン・ケラー』を公演しました。
舞台見学の最中、児童さんの中には、『去年おばあちゃんと観にきました!』や、先生方の中には、『子どもや、家族で以前見にきました!』と声をかけてくれた方々もいました。


終演後には、『また、友だちと家族と観に行きます!』と話してくれ、また、彼らと再会できる日がとても楽しみになりました。


再会や出会いに支えられた時間となりました。

国見町教育委員会
今週4日目の公演は、国見小学校の皆さんとの公演でした。
公演地である観月台文化センターに到着すると、担当の方が、「公演の日を楽しみにしていました」と言葉をかけてくれました。
また、会場となる会館に、劇団が公演地へと巡回する11tトラックを観て、「ここにこんなに大きなトラックが入るんですね!」と驚きの声と、写真を撮ってくれている姿に、私たちもとてもワクワクとしました。
本番が始まると、300人近い人数の客席からは、応援の声や、ときには、静かに息づかいが舞台を支える瞬間に出会いました。


終演後には、児童の皆さんが、学校へ帰る時に、アニー、ヘレン、ヘレンのお父さん、お母さん、ヘレンの友達のパーシー役の俳優が、お見送りにロビーへと向かいました。


先生方の中には、「ヘレン・ケラーやアニー・サリバンのことは知っていましたが、劇で観たのは初めてでした。なかなか本物の舞台に触れる機会が少ない子どもたちにとって、貴重な時間となりました。』と語ってくれました。


約2時間近く、公演を創ってくれていた児童のみなさん。それでも、生き生きと元気な姿で学校や家へと帰る姿から、私たちもとてもエネルギーをもらいました。

花巻市文化会館主催
今週最後は、花巻市文化会館主催による一般公演でした。
今回、会場で、車椅子の方も舞台見学が出来るようにと、会館のスタッフの方も一緒になって、舞台へと登れるスロープを作りました!


また、車椅子の方も最前列に観れるようにと、広々と空いた舞台の最前には、大きなマットを敷き、座って自由な姿勢で舞台を観ることが出来るようにと、会館の方の工夫されたスペースも誕生!
開演前の舞台見学には、障がいを持ってるひとも、持ってない人も、子どもも大人も、たくさんの方々が見学に舞台に登ってきてくれました。


足を運んで来てくださった方の中には、昨年、公演した学校の先生や生徒さんが家族の方と来てくれたりと、とても再会を感じた時間となりました。
マットで自由に観ている子どもたち姿を観て、会館のスタッフの方々も「私たちもこうゆう、自由にお客さんが居て、観てくれる場所をもっと作っていきたい。」と熱のこもった思いを語ってくれました。
客席と、そして、花巻市文化会館の皆さんの、観客への熱い願いと共に創ることが出来た時間となりました。

観客と、そして、公演を支えるたくさんの方々の想いや願いを感じ、共に創ることができた時間となりました!

文:倉八ほなみ(ヘレン・ケラー役)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿