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『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』 九州・広島巡回公演 第10週目

2016-12-04 17:33:06 | 全国巡回公演
九州ツアーも終盤戦、10週目の今週は、
11月28日 本庄高校(宮崎県)
12月 1日 古賀竟成館高校(福岡県)
      2日 福徳学院高校(大分県)
      3日 九州産業大学付属九州高校(福岡県)



本庄高校
この学校での上演は6回目となります。朝、学校に到着すると、20人ほどの生徒さんが、搬入を手伝おうと元気に出迎えてくれました。
本番中は、細かく反応を返してくれて、しっかり見てくれいる様子でした。
生徒会長さんからは、「私たち若い世代に対してのメッセージが詰まっている舞台だと知り、楽しみにしていました。本物の演劇に触れる機会が少ない私たちにとって、とても楽しい時間になりました」と嬉しいお礼の言葉をいただきました。
撤去作業のお手伝いも、担当の生徒さんだけでなく、有志の生徒さんが誘い合って駆けつけてくれました。そして、ジャンヌ役の髙階はもちろんのこと、俳優たちを囲む輪がそこここにできて、話は尽きない様子。また逢いましょうと学校を後にしました。








古賀竟成館高校
校長先生の挨拶で、風の上演は今回が6回目だと紹介され、拍手の中、芝居が始まりました。生徒の皆さん、先生方、保護者の皆さん、体育館にぎっしり並んだ客席は、とても集中した視線を注いでくれました。
カーテンコールでは、熱い拍手をいつまでも送ってくれました。私たちにとってとても嬉しい瞬間です。
撤去作業には、およそ80人の生徒さんが手伝いに来てくれました。劇団員に積極的に話しかけてくれて、楽しい交流の時間となりました。私たちが学校をあとにする最後の最後まで、寒いなか残っていてくれて、見送ってくれました。







福徳学院高校
朝、搬入作業が始まると、担当の先生はもちろんのこと、次々と先生方がお手伝いに集まってくださいました。生徒さんたちのためにと、先生方も待っていてくれた様子に心温まる思いです。
本番中は、真剣に見入ってくれている客席の姿に、一緒に舞台をつくっている実感を味わいました。カーテンコールでいただいた「ジャンヌのような人になりたいです」というお礼の言葉は、素直な気持ちと、笑顔にあふれていました。
撤去作業は、お手伝いしてくれた生徒さんたちが積極的でとても手際がよく、スムーズに進んでいきました。その間には芝居を見た感想や、受け取ったものを話しかけてくれました。









九州産業大学付属九州高校
この学校は、2年続けて1年生が『ヘレン・ケラー』の公演を観てくれていて、今年の『ジャンヌ・ダルク』で3回目。講堂に張り出し舞台を作り、客席との距離が近く、お互いに凝縮した舞台空間を共有した公演となりました。
終演後には、デザイン科の生徒さんや演劇部の生徒さんたちがバックステージツアーを行いました。中でも衣裳には興味津々。素材や作りを熱心に見学し、実際に身に着けて記念撮影。その後、ジャンヌ役の髙階を交えて座談会も行われました。
一方、吹奏楽部のメンバーが揃って撤去作業の手伝いを買って出てくれて、暖かく晴れた空の下、一緒に汗を流しました。劇団員と生徒さんたちの会話の中では、2年生は昨年観た『ヘレン・ケラー』の話を1年生に、1年生はさっき観た『ジャンヌ・ダルク』の話を2年生に語り合っていました。







『ジャンヌ・ダルク ―ジャンヌと炎』という芝居を通して、皆さんの心や身体に、一陣の風が吹き抜けたと感じてもらえたら幸いです。自分の目で見たもの、自分が感じたことを、自分自身と語ってみてください。そして、公演のためにご尽力くださった先生をはじめ先生方と、お友達と、先輩・後輩と、保護者の方と、新たな会話が生まれることを願っています。
木村奈津子(ヨランド・ダラゴン/ユニコーン役)

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