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2017年 秋 『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』九州巡回公演 第8週目

2017-11-19 17:52:35 | 全国巡回公演

今週も、キラキラした笑顔に出会えました。
 写真は天草高校での撤去作業の際に、仕掛幕を下ろす作業をしてくれた女の子たち。


2017年秋『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』九州巡回公演 第8週目は、
11月14日(火)宮崎県 延岡市立南中学校
    16日(木)熊本県 熊本県立天草高校・定時制・倉岳校
    17日(金)福岡県 折尾愛真中学校・高校 


延岡市立南中学校

開演前のお昼休み、校庭ですれ違った生徒さんたちは、みんな元気に声をかけてくれて、この公演への期待を感じさせてくれました。さあ開場時間…… さっきの元気の良さとは打って変わって、し~んと静かに整然と着席。ちょっと驚きつつ開幕すると、とても明るく楽しそうに「ジャンヌ」の世界に入ってきてくれました。
終演後の生徒会長さんのご挨拶の中で特に私に響いたのは「〝ジャンヌの切なさ‘’を感じました」という言葉でした。

撤去作業のお手伝いには、バスケットボール部をはじめ、あらゆる部活の生徒さん、有志の皆さんが集まってくれました。
「お手伝い」や「作業」という枠からはみ出して、やってみたい! という初めての経験への興味がそこここに溢れていました。 

 

生徒の皆さんをしっかり見守っている先生方と、生徒さんとの信頼関係が笑顔を生んでいる、そんな気がしました。


熊本県立天草高校・定時制・倉岳校

よそ800人の皆さんが一堂に会し、ギャラリーにも客席が設けられました。特に演劇部の生徒さんたちは楽しみにしてくれていたようで、開演前に体育館を訪れて、設営された舞台を見学し、座長の柳瀬が案内・説明しました。

 
公演中は、まさに食い入るように体ごと注がれている視線が感じられ、一緒に舞台空間で呼吸する愉しさを味わわせてもらいました。生徒会長さんからは「ジャンヌの強さと優しさを感じました」とお礼の言葉をいただきました。
撤去作業には大勢の生徒さんが集まってくれて、劇団員との会話も尽きることがありませんでした。

 
  アンセラン役の白石が話す撤去の手順と注意点に耳を傾ける生徒の皆さん

荷積み作業がすべて終わり、トラックのゲートが閉まる頃、演劇部の皆さんが私のもとに来てくれました。もっともっと話したかったのに時間切れでゴメンナサイ。先生からあなた方の感想をMailで寄せていただきました。ツアーメンバーみんなで読ませてもらいました、ありがとう!
外はもう真っ暗な中、部活を始めた生徒さんたちが大勢、あちらこちらで、私たちを乗せたバスとトラックをいつまでも元気に見送ってくれました。


折尾愛真中学校・高校

会場は北九州芸術劇場。1000人強の生徒さんたちで3階席まで埋まりました。この学校で風が公演するのは6回目になります。

舞台上で起きる一瞬一瞬の出来事に対して、ビビッドに反応を返してくれる皆さん。演劇という非日常の空間を思いっきり楽しんでくれているようでした。お礼の言葉からも、たくさんのことを受け取ってくれたことが感じられ、嬉しく思いました。
皆さんが退場し終えるのを待たずして撤去作業を始めた私たち。その様子にも生徒さんたちは興味津々、ノリノリで声をかけてくれました。


  ご尽力いただいた担当の先生方にお礼の色紙をお渡しして記念写真。

今週は以上3校での公演でした。お世話になった先生方に改めてお礼を申し上げます。
舞台空間に触れることによって、また、ひとりの少女ジャンヌの足跡をたどることによって、客席に座ったひとりひとりの中に、さまざまな発見や思いが生まれたことの一端を聞かせてもらうことができました。
もう消えてなくなってしまった2時間……でも、これから先のいつの日か、あの時の印象が姿や形を変えて、皆さんの心の中に思い出されることを願っています。

「ジャンヌ・ダルク」2017年秋のツアーも折り返しを迎えました。気を引き締めて、後半に向かいます!

木村奈津子:ヨランド・ダラゴン役

 


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