風のBLOG

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2022年『Touch〜孤独から愛へ』春ツアーその8

2022-07-12 07:58:19 | 全国巡回公演

4月下旬から始まった、『Touch〜孤独から愛へ』の春のツアーも今週、そして来週までと残りわずかとなりました。 たくさんの出会いを繋げながら迎えた今週は、

7月5日(火) [山口県]早鞆高校 下関市民会館

7月8日(金) [島根県]安来高校・松江養護学校安来分教室

早鞆高校

今週はじめは、早鞆高校での公演でした。 早鞆高校では、2007年に『ハムレット』、2010年に『肝っ玉おっ母とその子供たち』、2012年に『ヘレン・ケラー』を公演しています。 10年ぶりの再会となった公演です。 早鞆高校では芸術鑑賞行事は、一昨年に予定されていたのですが、コロナの影響により、今年へと延期をした公演でした。 根気強く公演を繋げ、そして、今日へと決断をしてくださった先生方に心より感謝を申し上げます。

開演前には、担当の先生方、そして一足早く、進行の打ち合わせに来た生徒会の生徒さんが、緊張しながらも、今日の公演を楽しみにしてくれていた想いを伝えてくれました。

午前の開演となった会場に、元気に入場する生徒さんたち。

900人の生徒さん、先生方、そして、数名の保護者の方々が客席を目一杯使って観劇しました!みんなで一緒に過ごせる時間が限られて来たという状況のなか、友達や先生たちと入場する生徒さんたちの姿から、ワクワクとした様子が伝わってきました。

 

 

開演前には、"みんなには、自分の目で見て、聴いて、感じて、自由にリラックスしてほしい。"とい先生の言葉と会場に響き渡る大きな拍手で開演しました。 公演が始まり、物語が進んでいくにつれて、熱気を帯びてくる会場。

終演後には、生徒会長さんの"今日は、本当にありがとうございました。私も、友だちと支え合いながらこれからの学校生活を送りたい"という素敵な挨拶と、とても綺麗な花束を貰いました。 撤去作業が終わった後は、この舞台で早鞆高校の吹奏楽部のみなさんが練習に使うとのこと。 撤去作業が終わった後、吹奏楽部の生徒さんが、"今日はとっても楽しかったです!みなさんも頑張ってください!"と力強く想いを伝えてくれました。ありがとうございました!!

安来高校・松江養護学校安来分教室

今週2日目の公演は、安来高校・松江養護学校安来分教室の公演です。

この学校では、1992年に『星の王子さま』、1994年に『Touch』、2010年に『肝っ玉おっ母とその子供たち』を公演しており、今回で4回目の公演となりました。
雨の中ではありましたが、傘をさしながら元気よく入場する生徒さんたち。
会場に足を踏み入れた生徒さんたちからは、“すごい!”、”楽しみ!“という声が聴こえてきました。
本番が始まると、声を出して笑ったり、時には、真剣な眼差しで舞台に向き合っている姿がありました。
終演後には、生徒会長さんから、“劇を観るのは初めてでした。前の席に座っていて、圧倒されました。劇の感想は、トリートにハロルドが父親のように接していたように感じたところです。”と、素敵な挨拶と素敵な花束を頂きました。
終演後には、演劇部の生徒さんたちによる舞台見学と座談会が行われました。
演劇部の生徒さんたちは、ついこの間、学校での発表を行ったそうです。役者やスタッフと目を輝かせながら、舞台や小道具に触れたり、話をする演劇部の生徒さんたち。
また、現在3年生の演劇部の部長さんは、1年生の時に、学校に訪れていたトリート役の佐野と会い、今回の公演での再会をとびっきりの笑顔で喜んでくれていました。
舞台見学が終わり、ハロルド役の柳瀬との座談会では、まっすぐな眼差しで、質問をしたり、話を聴いたりと熱い時間が流れていたように感じました。
今回の公演を繋げて下さった先生方に心より感謝申し上げます。
 
『Touch〜孤独から愛へ』春のツアー公演も残るところ来週が最後の週となります。
出会ってきた、先生方、生徒さんたちの想いや眼差しや表情や姿を胸に刻み、来週の公演へと繋げていきます!!

文:倉八ほなみ(スタッフ)