風のBLOG

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『Touch〜孤独から愛へ』2021年秋全国ツアー 第8週目

2021-12-05 23:50:37 | 全国巡回公演

11月に入り冬の空気が感じられるようになってきました。

約二ヶ月の公演も終わりが近づき、TOUCHの旅公演は最終週となります。

 

今週の学校は

11月9日(火)兵庫県 伊川谷北高校

11月10日(水)香川 高松第一高校

11月11日(木)兵庫県 香住高校

11月12日(金)岐阜県 岐阜工業高等専門学校

です。

 

11月9日(火)伊川谷北高校


感染症対策の為に二回に分けての公演実施となりました。

前日の舞台設営作業中に普段の体育館から変わっていく体育館の様子を外から覗き込んでいる生徒さん達から期待と驚きの声が聞こえてきます。明日が楽しみだねと帰っていく様子を見てとても嬉しくなりました。

本番当日、先生からの挨拶で日常を忘れて楽しんでもらえたらとのお話がありその言葉を受け取った生徒さん達はじっと二時間見入るように舞台を楽しんでいる様子でした。

 

公演後は演劇部の生徒さんと職場体験にきていた地元の中学生の生徒さん達と一緒に舞台裏見学を行いました。俳優に聞きたいことを聞いてみたり、スタッフに舞台設営の仕組みなどを聞いたりとおもいおもいの時間を過ごしている様子でした。

 

二回目の公演の後、カーテンコールでは通常とは違いスタッフも舞台上へ呼んでいただき座組全員へのお礼の言葉を生徒さん達からいただきました。ありがとうございました。

 

11月10日(水)高松第一高校

この学校は昨年からの延期校です。会館の入場者制限で全学年での実施は出来ず、二学年に絞っての鑑賞となりました。高松港が隣にあり、会館からは海が見えました。

 

感染症対策として入り口では消毒の実施を行いました。

 

開演前の場内アナウンスは生徒さんが担当してくださり、会場内はぐっと舞台の世界の中へ。

客席からはくすくすと笑い声が漏れ聴こえてきていて楽しんでくれている様子が伝わってきました。

 

カーテンコールでは今回学んだことをこれからの学校生活に生かしていけるよう頑張っていきたいです。と生徒さんはお話してくださいました。舞台から何かを得てくれたことがこれからの糧になってくれたなら嬉しいなと思います。

 

11月11日(木)香住高校

この学校も昨年からの延期校です。昨日の高松とは反対側、日本海に面した海が近い会館での公演です。開演前には校長先生からの挨拶で三年に一度の芸術鑑賞です。三年に一度ということは最初で最後ということです。プロの演劇に触れられる機会を楽しんでください。と挨拶いただきました。

 

生徒達は笑ったり泣いたり一緒に舞台を楽しんでいる様子で、終演後の舞台裏見学も舞台上から溢れんばかりの生徒さん達が残り最初で最後の芸術鑑賞を最後まで楽しんでいました

 

その後、残ってくれた生徒さん達数名とハロルド役の柳瀬が座談会をしました。

聞きたいことたくさん聞けたでしょうか。終始楽しそうな声が聞こえてきました。

 

11月12日(金)岐阜工業高等専門学校

この学校も20年度からの延期の学校で、今回が初めての芸術鑑賞となります。

感染症対策として会場となる体育館の入り口には認証タイプの検温機が設置されていました。

 

会場の中は寒さにも負けず学生さん達の熱気に包まれ、真剣な眼差しで舞台を食い入るように観ている様子が印象的でした。

 

終演後は舞台裏見学があり、どうやってつくられているのかの質問が飛び交い舞台の構造にとても興味を持っていました。

 

そのまま演劇部の学生さん達が搬出作業を手伝ってくださり、名残おしさはありつつもおかげで通常より早く学校を後にしました。

 

今年もあっという間の二ヶ月間でした。

たくさんの出会いや再会に感謝し、そしてこれからも皆さんと繋がっていけることを嬉しく思います。

ツアー中、旅のメンバーは公演中はもちろんのこと公演が終わった学校さんから送っていただいた感想文を拝読したり、掲示板への書き込みを拝読したりして公演の後もたくさんの元気をもらっていました。

皆さんからいただいた言葉ひとつひとつは私にとってもかけがえのない大切なものになっています。

本当にありがとうございます。

 

また『TOUCH〜孤独から愛へ』という作品を通し、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

 

文:スタッフ 赤井優理香