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気温もますます熱くなる中、それにも負けない生徒さん、先生方の熱い想いに支えられ、『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』、春の西日本巡回公演も6週目を迎えました。
6月26日(月) 香川県 香川大学教育学部附属高松中学校
27日(火) 山口県 山口大学教育学部附属山口中学校
28日(水) 岡山県 山南中学校
香川大学教育学部附属高松中学校
『ヘレン・ケラー』6週目の初日は香川県の高松中学校での公演でした。
高松中学校では、2011年の『ヘレン・ケラー』、2014年の『ジャンヌ・ダルク』と、風の公演は3年ぶり、3回目の公演となりました。
開場した体育館に、静かに入場をしてくる生徒さんたち。
ですが、物語が進むにつれて、ひとつひとつのシーンに自分の身体を通して、観て、聴き、リアクションをする生徒さんの姿が印象的でした。
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カーテンコールでは、代表の生徒さんより、「ヘレンの強さや生き方を感じました。」と、真っ直ぐな言葉を頂きました。
また、生徒さん自身も演劇発表があるという事で、2年生の生徒さん方と、バックステージツアー、そして、座談会が行われました。
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今回のバックステージツアーや座談会はいつもと違い、男女、クラスごとに分かれて、役者、音響、照明、舞台との交流をまんべんなく生徒さんが体験出来るように、ローテーションで回るというものでした。
真剣に話を聞いたり、自身の想いを語る彼らの表情から、しっかりと舞台に向き合った身体を持つ彼らにとって、新たな発見や出会いの場になっていたように感じました。
終演後の撤去作業にもたんさんの生徒さんが集まってくれました!
山口大学教育学部附属山口中学校
2日目の公演は、山口県の山口中学校での公演でした。
ここでは、風は初めての公演でした。
元気な声で入場する生徒さんの姿。
開演前には『ヘレン・ケラー』の作品を選んだ経緯や、芸術鑑賞行事を通して、生徒さんに伝えたい想いを先生が熱く語り、私たち、そして、客席も先生の想いのバトンを受けての開演となりました。
蒸し暑い体育館での公演ではありましたが、時には、笑ったり、友達とヒソヒソと話をしていたり、ふと、真剣な表情で舞台を見つめたりと、客席からは、彼らの身体から、溢れるように出てくる感性や思考の力に支えられた公演となりました。
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今回は、バックステージツアーや座談会はありませんでしたが、終演後にはたくさんの生徒さんが撤去作業のお手伝いに集まってくれたり、また、帰り際に、公演の想いを伝えたいと、劇団員に会いに来てくれる生徒さんの姿もありました。
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そして、なんと!山口中学校の副校長先生が、実は、山口出身の劇団員であるアナグノス役の緒方の高校時代の同級生だったそうです。
思いがけない再会に懐かしみ喜ぶ副校長と緒方。
人と人との出会いと繋がりを感じる公演となりました。
山南中学校
今週最後の学校は、岡山県の山南中学校での公演でした。
この学校では、風は2001年の『Touch』、2008年の『肝っ玉』、2014年の『ジャンヌ・ダルク』の公演を行なっており、3年ぶり、4回目の公演となりました。
開場まえにも、体育館の様子を観に来る生徒さんの姿もあり、「すごい!」、「いつもの体育館じゃない!」など、思い思いに声を出し、これから始まる公演へ、胸を弾ませているようでした。
公演が始まると、ひとりひとり、とてもリラックスした身体で舞台に向き合い、いったい何が起きているのかと、探求と好奇心に満ちた熱い視線と姿が印象的でした。
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終演後には、生徒会や運動部の生徒さんと先生方が撤去作業のお手伝いに来てくれました。
彼らにとっては、慣れない作業であったかもしれませんが、とても積極的に笑顔でお手伝いを手伝ってくれたり、また、劇団員に公演の想いを語っていたり、声をかけていたりと、自分の想いを真正面からぶつけてくれ、彼らにとっても、私達にとっても、とても大切な交流の時間となりました。
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撤去作業が終わって、劇団員のサインを集めて回る生徒さんたち。
今週は中学校での公演でしたが、先生方、生徒さんたち、そして、劇団員、それぞれの想いが重なり合い、公演を産み出すことが出来たように感じた、とても濃密な週となりました。
重なり合い、繋がり会った人々の想いを胸に、私たちもまだまだ、出会いの旅へ向かいます。
パーシィ役:倉八ほなみ