風のBLOG

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2017年 『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』 東日本ツアー 第6週目

2017-07-01 12:13:44 | 全国巡回公演
6月26日(月)[新潟県] 新潟大学教育学部附属新潟中学校・同校体育館

  27日(火)[神奈川県] 逗子開成高等学校1学年・逗子文化プラザホール なぎさホール

  28日(水)[茨城県] 石下紫峰高等学校・常総市地域交流センター

  30日(金)[茨城県] 竜ヶ崎第一高等学校・龍ケ崎市文化会館


新潟大学教育学部附属新潟中学校
第6週目のスタートは、新潟大学教育学部附属新潟中学校での公演です。
蒸し暑い体育館での公演でしたが、皆さん集中して見てくれていました。
開演前や休憩中は元気いっぱい、とても賑やかな雰囲気で、楽しんでくれているのが伝わってきました。そして、いざ芝居が始まると食い入るようにみていました。

終演後のカーテンコールでは拍手が鳴り止まず、舞台と客席に一体感が生まれていました。また、生徒会委員長さんが、『ジャンヌの裁判と火あぶりのシーンが印象に残った』とメッセージをいただきました。
9月に演劇発表会があるそうですね。頑張って下さい!




バックステージワークショップでは、みんな好奇心旺盛で、細やかな質問が多かったことが印象に残っています。彼らの観察力の鋭さに感心しました。
そして、舞台に登場した人形をかぶる姿がとても微笑ましかったです。


座談会では、1年生から3年生まで、演劇発表会のリーダー達が集まってくれました。三年生は各クラス、1、2年生は学年ごとに作品づくりをするそうです。
真面目でしっかりした雰囲気の中で行われ、ノートをとる姿など、積極的な態度が見られました。
『恋愛を演じる時、どうしたらいいですか?』という初々しい質問に対して、『経験したことだけから演じられるのではない。恋愛を経験したことがなくても、風景やドラマ、見たこと聞いたこと、想像の中から演じることはできるのではないか』というような対話が行われた。

公演後の撤去作業時には、3人組の女の子が体育館に来てくれていました。『ただただすごいなぁ、と思って見学してます』とコメントをしてくれました。劇団員の作業する姿も大切な公演をつくることなんだ、と再認識しました。


逗子開成高校
逗子開成高校は男子校です。今回のツアーでは、初めての男子校での公演です!
開演前の進行では、『演劇は生のもの、見る側も参加することによって演劇ならではの楽しみが生まれる。それぞれの視点で見たいところを自由にみて下さい』とメッセージをいただきました。

終演後のカーテンコールでは、生徒代表の生徒さんが、『いいたいことはたくさんあって準備していたんですが、今回の公演を見たらすべてがふっとんでしまいました。ただ、今回の公演が僕たちの胸を非常に打ったということ、そのことだけを伝えなければならないと思います』と、とても心のこもったメッセージ!
見終わった直後のシンプルな感想は、僕たちの心に響きました。本当にありがとう。








バックステージワークショップでは50人以上が集まり、大変賑わっていました。
公演中の役者の身振りを真似する、生徒さんの姿がとても微笑ましかったです。

石下紫峰高校
石下紫峰高校の生徒さんたちは、とても元気な様子でした。
ひとりひとりがそれぞれの見かたで舞台を楽しんでいて、開演前に校長先生がおっしゃっていたように映画とは違う、演劇ならではのライブ感を味わっていました。
公演中の笑いや眼差し、そのひとつひとつが、舞台と客席が一緒になって公演をつくることになる。そんな時間を共に過ごせました。ありがとう!






バックステージワークショップでは、登場人物の死刑執行人の気持ちが分かり、泣いてしまいましたとコメントをしてくれた生徒さんがいたそうです。
また、将来は照明家を志す生徒さんもいたそうです。彼らの今後の活躍が楽しみです。
いつの日か一緒に仕事をする時が来るかもしれませんね。その時はどうぞよろしく!

竜ヶ崎第一高校
開演前に担当の先生にお会いする機会がありました。その時に、『職員も生徒も楽しみにしています。よろしくお願いします』とおっしゃっていました。
開演前には、校長先生が『五感を使って観劇して下さい』と会場全体を盛り上げてくださいました。
公演中は客席の中から笑いがよく起きていました。校長先生がおっしゃっていたように、心も目も使って真剣に見てくれていたようです。






終演後のバックステージワークショップでは、劇団員がバラシを進める中、役者と話をしたくて、会場にずっと残ってくれている生徒さんの姿が印象に残っています。。
将来役者を志し俳優活動をしている生徒さんもいて、目を輝かせながら話をしてくれていました。

ジャンヌダルクのツアーはまだまだ続きます!
これから暑くなってくると思いますが、体調を崩さず旅を続けていきます!


ベッドフォード役/車 宗洸