風のBLOG

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2017年『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』 東日本ツアー 第5週目

2017-06-25 20:49:01 | 全国巡回公演
6月20日(火) [東京都] 富士見中学校 同校講堂
  21日(水) [神奈川県] 日本大学中学校 川崎市幸市民館 幸文化センター


富士見中学校
『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』5週目の公演は富士見中学校から始まりました。
富士見中学校では、2014年の『ヘレンケラーひびき合うものたち』以来2回目の公演でした。
前日の搬入から担当の教頭先生がずっと立ち会ってくれ、「東中野の劇場で見た『ジャンヌ・ダルク』を生徒たちがどう見てくれるか」と、楽しみにしてくれていました。
中学1年生のみの観劇でしたが、入場してくる生徒の皆さんの声からは舞台を心待ちにしている印象を受けました。
公演中は笑ったり、時に真剣に見たりとリラックスして思い思いに観劇してくれていました。
カーテンコールで挨拶してくれた生徒さんからは「舞台にどんどん飲み込まれました」と一緒にこの舞台を作ってくれていたと感じる言葉を貰いました。
終演後には事前に先生方の呼びかけで集まってくれた50人ほどの生徒さん達と舞台見学を行いました。
そのまま半分以上の生徒さんが舞台撤去にも参加してくれて、賑やかで楽しそうな声が講堂内に響いていました。
最後には興奮冷めやらぬ様子でトラックを見送ってくれました。










日本大学中学校
日本大学中学校では、2011年の「肝っ玉おっ母とその子供たち あとから生まれてくる人たちに」以来3回目の公演でした。
雨の中集まってきた生徒の皆さんも、公演が始まり、役者が入って来ると「なんだ、なんだ」や「やばー」といった反応をしていました。
「見る」、「聞く」ことを通して、疑問や興味を持った彼らの眼差しを舞台に立ちながら感じていました。
公演後、帰っていく生徒の皆さんや先生方の顔には笑顔が溢れていて、この2時間に何かの感触を受けてくれていると感じる瞬間でした。
6年前に『肝っ玉おっ母とその子供たち』を見たという先生から「とても楽しい時間でした。」という言葉も頂きました。







今週は中学校が2校と若い観客の見る力、聞く力をすごく感じられる公演でした。まだまだ『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』の春のツアーは続いていきます。
梅雨の湿気にも負けず、未だ見ぬ生徒の皆さん、先生方との出会いを心待ちにしながら、この後の公演を楽しみに続けていきます。

シャルル7世役 石岡和総