風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』九州巡回公演第9週目

2015-11-21 14:25:46 | 全国巡回公演

 『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』は第9週目を迎えました。
まだ暖かさを残しつつ、徐々に冬の到来を迎えています。

 

11月16日 佐賀県 杵島商業高校 同校体育館

   17日 長崎県 長崎鶴洋高校 同校体育館

   18日 鹿児島県 鹿児島商業高校 同校体育館

   19日 鹿児島県 鹿児島修学館中学・高校 同校体育館

 

 

杵島商業高校

杵島商業高校での公演は今回で5回目でした。朝早い時間から、部活動、図書委員の生徒さんたちが搬入作業に手を貸してくれました。


開場時、体育館に組み上がった舞台を目の当たりにし、「すごい」という生徒さんたちの声が聞こえてきたときには、みなさんの身近な空間で公演ができる喜びを改めて感じました。


公演後には舞台撤去のお手伝いに来てくれた生徒さんたちが、作業をする中で、劇団員に自ら声をかけ、公演中とはまた違った生徒さんたちの表情がみられました。



 

 

長崎鶴洋高校

長崎鶴洋高校は今回で4回目となる公演でした。あいにくの雨だっだのですが、朝からたくさんの生徒さんたちが搬入作業に一生懸命力を貸してくれ、雨天時のどんよりとした空気を吹き飛ばしてくれました。
開演前、椅子を並べに来た生徒さんの中に2年前に風の舞台、「Touch」を見て劇団のことを覚えていてくれた生徒さんもいました。

カーテンコールでは、お礼の言葉と共に長崎の名物、カステラをいただきました。
公演後の舞台撤去に力一杯お手伝いしてくれる生徒さんたちの姿に、私達自身元気を分けてもらったように思います。



鹿児島商業高校

鹿児島商業高校は今回で6回目となる公演でした。
大雨の中の搬入作業だったのですが、多くの部活動の生徒さんが作業のお手伝いに、体育館に到着した私たちを迎えてくれました。
搬入作業を生徒さんたちと共にする中で笑顔を見せながら積極的に私たち劇団員に力を貸してくれました
開場してすぐ体育館に響く元気な声。
リラックスした様子で舞台に目を向ける生徒さんたちの姿を舞台上で感じ、みなさんの思い思いの視点、感じ方で見ていることを感じました。


そんな生徒さんたちの元気漲る力のおかげで舞台撤去もスムーズにいき、予想よりも早く作業を終えることができました。
生徒さんからもらった元気を胸に私たちは次の学校の搬入へ向かいました。



鹿児島修学館中学・高校

鹿児島修学館中学・高校は2004年の「ヘレン・ケラー~響き合うものたち~」から11年ぶりの公演でした。
前日、3階の体育館の搬入のため鹿児島修学館高校に到着すると、多くの先生方生徒さんが出迎えてくれ、作業をしている姿を見て何人かの生徒さん加わってくれ、搬入のお手伝いをしてくれました。みなさんと言葉を交わしながら、たくさんの力を貸して下さった先生方、生徒さんたちのおかげで1時間という驚くべき速さで搬入を終えることができました。
公演は客席から向けられる真剣な眼差しに呼応するように客席と舞台が一体になった舞台であったと感じています。
搬出の最後のほうではヘレン・ケラー役の倉八ほなみやアニー・サリバン役の高階ひかりと握手を交わして、言葉をかける生徒さんの姿が多く見られました。



今週は全て体育館での公演でした。
搬入時から舞台撤去まで共にいて、共につくった舞台を通して、公演の2時間と同じくらいの搬入作業、撤去作業も大切な時間であることを実感できる一週間でした。

来週からの新しい出会いに期待し、まだまだ旅を続けていきます。 

パーシー役 石岡和総