風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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Touch~孤独から愛へ 2013秋 九州ツアー 第9週目

2013-11-23 14:53:47 | 全国巡回公演
今週は鹿児島県内での1週間でした!

11月18日 明桜館高校
19日 <午前>鹿児島情報高校
<午後>志學館中等部・高等部
20日 鹿屋農業高校
21日 志布志高校



明桜館高校

10月に上演する予定だった明桜館高校ですが、台風の影響で休校となり1ヶ月延期しての上演となりました。



開演前の体育館内。初めて見る舞台装置に皆の期待も膨らんでいきます。

実はこの学校は鹿児島市内の甲陵高校と鹿児島西高校という学校が一つになり、三年前に出来た新しい学校です。
全校生で演劇を観るのも初めてということで本当に楽しんで観てくれました。



片付けの際にハロルド演じる柳瀬を囲む生徒たち、舞台上にあった家具のエピソードなどの裏話を楽しんで聞いていました。





沢山の生徒たちと交流ができました。参加してくれた皆に感謝の気持ちでいっぱいです。


鹿児島情報高校

次の日は鹿児島市内の宝山ホールにて、二回公演。



まず午前中に観てくれたのは鹿児島情報高校の皆さん。



開演前の担当の先生のお話、見事に客席を笑わせ、その勢いそのままに子供たちは舞台を盛り上げてくれました。



カーテンコールではとても立派な花束を頂きました。

開演前に校長先生から「高校生活で沢山の楽しいこと、悲しいこと、時には怒りを覚えることを経験して、そうして人間の感性は育まれていきます。」という挨拶がありましたが、まさに彼らの感性に触れた公演でした。


志學館中等部・高等部

午後は志學館中等部・高等部の皆さん。
今まで『ヘレン・ケラー』『星の王子様』『肝っ玉おっ母とその子供たち』『ハムレット』と取り上げてもらった学校ですが、今回の『Touch』で風の全国巡回公演の演目全てを上演したことになります。





開演前に打ち合わせにきた生徒会の皆さんに舞台裏を案内する柳瀬。子供たちから次々に質問が飛んできました。



公演は客席からの大きな拍手でスタート。最初から最後まで真剣に観てくれました。



上演後のロビーで演劇部、そして有志の皆さんとの座談会。生徒だけでなく先生も興奮し、とても楽しい時間となりました。


鹿屋農業高校



開演前の体育館入り口にて。
続々と生徒たちが集まってきます。









本当に茶目っ気たっぷりの子達ばかりでした。上の写真を流れで見て頂ければ彼らがどれだけこの一日を楽しんでくれたかお分かり頂けると思います(笑)

僕らもとても楽しませてもらいました。


志布志高校



こちらも開演前の体育館に集まる子供たちの様子。
脇に停められたトラックの大きさに驚きながら、期待も高まっていきます。

笑い、驚き、そして涙を流して観てくれた生徒さんたち…



カーテンコールで感想を言ってくれた代表の子は「家族や色々な人から支えられて生きている。その愛情をこれからも大切にしたいと思います」と力強く笑顔で話してくれました。







普段触れることのないものや、知ることのない舞台裏の様子を見聞きしながら、彼らは最後まで楽しんでくれました。



鹿児島であっても木々の葉も色づき始めて来ました。寒さはましていますが、公演会場はいつも舞台・客席の熱気があり、上演後の交流で『Touch』班は子供たちから元気をもらっています。

そして、ちょうど1ヶ月後(12月23~25日)にはレパートリーシアターKAZEでの『Touch』凱旋公演!公演地での熱気をそのまま東京に持ち帰るつもりですので、多くの方のご来場をお待ちしております!!


文:佐野 準