風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2013秋 西日本地域・東日本地域ツアー 5

2013-10-29 12:30:01 | 全国巡回公演
『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』巡回公演も、あっという間に6週目を迎えました。


10月21日(月)新島学園中学校(群馬)



今週最初の公演は群馬の安中市民文化センターでの公演でした。
入場の時から明るい元気いっぱいの声に包まれる会場での公演。
中学生ならではの感性溢れるフレッシュな空間での上演となりました。
カーテンコールでは、演劇部の部員さんが、素敵な花束を二つも用意してくれました。
本当にありがとうございました!
公演終了後は、バスで新島学園中学校まで向い、20名以上の演劇部員さんと、劇団員、スタッフと共に“大・座談会”が開かれました。
演劇部の部長さんの進行と共に、役者、スタッフの自己紹介から始まり、劇団のこと、役者のこと、照明や舞台装置についてなど、様々な質問がとびかいました。



一つ一つ丁寧に答える劇団員の話に皆、興味津々。
まっすぐな眼差しで真剣に話を聞く彼らの姿はとても輝いていました。
顧問の先生からも、質問が飛び出すこともあり、演劇に対する熱意や思いがとても伝わってきました。




座談会終了後は、皆で記念写真を撮りました。
そして、さらに!
新島学園中学校の皆が学校に帰ってからすぐに書いてくれた、出来たてほやほやの約600人分の感想文も頂きました!
皆の思いの詰まった感想文は、大切に読んでいます!


10月23日(水) お茶の水女子大学付属中学校(東京)




会場は、お茶の水女子大学付属中学校の体育館(アリーナ)です。
学校名が、女子大学付属中学校となっていたので、最初は、「あれ?女の子だけなのかな?」と思っていましたが、中学校は共学なので、ちゃんと男の子も居ました!
同じ中学生でも、また、前回公演した学校とは違った空気感。彼らの生き生きとしたインスピレーション。
それは、舞台上にいる私たちにも伝わり、そこから新しいインスピレーションが生まれる。
目には見えないけれど“役者と観客”という枠だけではなく、一緒につながっていられたと感じる公演でした。
公演終了後は、バックステージアツアーもあり、普段触れることの出来ない体験に、驚きや歓声の声が上がっていました。





ステージをまわるときも、彼らは元気いっぱい、積極的に舞台に触れ、興味の赴くままに動いたり、気になる役者と話をしたり。
彼らにとって、とても刺激的な一日になったのではないでしょうか?



10月24日(木) 福島南高等学校(福島)

福島南高等学校は福島市公会堂で公演を行いました。
図書部員さんの司会と共に盛大な拍手で幕が上がりました。

公演終了後は演劇部の皆さんとヘレン役の稲葉との座談会が開かれました。
生徒さんはとても元気で、活気に溢れ、自分の気持ちを思いっきり伝えてくれました。
生徒さんの中には、公演中に感じたこと、思ったことを忘れないように、メモを取りながら舞台を見てくれていたそうです。
また、舞台に引き込まれ、役者と一緒になって考えたり、ヘレンと共に心が動いた、などの感想もありました。
子どもたちの秘めた無限の可能性をとても感じる座談会でした。



座談会終了後も「劇団の方々の顔が見たい。」
ということで、バラシ中に客席まで来てくれて、挨拶をしてくれました。
その後も、積み込みをしているトラックのそばを通りかかり、ありがとうございました!と元気よく声をかけてくれました。


10月25日(金) 東金高等学校(千葉)

今週最後の公演は、千葉の東金文化会館で行われました。



上演前の校長先生の話を聞く生徒さんの様子から、これから始まる未知の空間へのわくわくした気持ちがとても伝わってきました。
そして、開演!
舞台上から見える彼らの姿は、ひとつひとつ、自分の中から様々な思いをくみ取るように、
この時、この場所で、そして、今ここで生きている自分とまた新しく出会い、色々な思いをめぐらせていました。

生徒さんは2階席にも座っていて、広い舞台空間を、役者と観客とが支え合いながら、膨らみ、大きな一つの創造空間が作り上げられていくようでした。
カーテンコールの大きな拍手の中で、客席を見渡すと、そこには彼らの真っ直ぐな、力強い眼差しが。
私たちにとっても彼らと過ごせたこの時間が、とても尊いものだと感じました。





『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』秋の巡回公演の旅も残りわずか。
私たちは、毎回出会う豊かな才能を持つ彼らの繊細な優しさにいつも励まされています。
残りの旅も、これから出会う彼らのことを楽しみに思いながら、公演を続けていきたいと思います!

文:倉八ほなみ(パーシィ役)