風のBLOG

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“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』①

2011-11-25 09:54:49 | “文化芸術による子供育成推進事業”

↑『星の王子さま』カーテンコールより。

今年も、平成23年度文化庁“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”(旧 “子どものための優れた舞台芸術体験事業”)『星の王子さま』の生徒・児童参加型公演がスタートしました!
『星の王子さま』は前年度に引き続き、中国地方(鳥取県・島根県・山口県・広島県・岡山県)19校の学校での公演が行われます。
また、今年から3年間同地域での公演を行うB区分団体として、上演をすることとなりました。

それでは、旅の様子を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

智頭町立山形小学校
+智頭小学校・富沢小学校・那岐小学校・土師小学校・山郷小学校(120名)




平成23年度“次代を担う子どもの文化芸術体験事業”『星の王子さま』、初日となったのは、鳥取県智頭町の小学校6校合同で行われた山形小学校体育館での公演でした。
豊かな山並みに囲まれた山形小学校の体育館には、近隣の智頭小学校・富沢小学校・那岐小学校・土師小学校・山郷小学校の5・6年生が集まり、山形小学校の児童さんと一緒に歌や台詞で参加してくれました。


↑山形小学校に集まる児童さんたち


↑山形小学校の木造の古い校舎は、校長先生が「子どもたちの安心感をつくる校舎です」と話されていました。

来年には6校が統合され、子どもたちの学びの場は智頭小学校へと移ります。統合する前の、各校の思い出づくりのひとつとなればと今回応募されたそうです。山形小学校のみなさんにとっては、慣れ親しんだ校舎での最後の大きな行事となりました。


↑地理学者、呑み助の役は合同公演ならでわで智頭小学校、富沢小学校の先生が演じてくれました。写真は地理学者を演じてくれた富沢小学校校長先生とのリハーサルの様子。

各校の先生方が協力して子どもたちの思い出をつくってあげようとしている姿がとても印象的でした。公演でともにつくったもの、一緒に過ごした時間を、この暖かな校舎と共にいつか思いだしてもらえたら嬉しいです。



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米子市立就将小学校(383名)



↑就将小学校での舞台見学で、実際の舞台に触れてみる子どもたち。


11月15日は、米子市立就将小学校での公演が行われました。この日は、朝8時から子どもたちが体育館へと集まり、前日の夜間に準備された舞台に驚きながら、舞台見学が行われました。


↑舞台袖にセットされた様々な小道具に触れてみる子どもたち。舞台見学では、舞台監督から舞台の裏側や、照明や音響の操作などが説明されました。


↑王子が地球へ旅立つときに歌う旅立ちの歌“僕の旅は続く”を歌ってくれたのは、卒業を控えた6年生のみなさん。みなさん素敵な歌声を聞かせてくれました。立っている姿もかっこいいですね!

公演後、先生の計らいで1年生から6年生各クラスにお伺いして一緒に給食を食べさせていただきました。『星の王子さま』の俳優・スタッフも公演後に一緒に食事をしながら、公演の感想や、色々な話を聞くことができてとても楽しかったです。
終演後ご担当の先生から、「公演が始まるまでは参加のタイミングや歌のことなど覚えているか心配だったけれど、子どもたちはすごいなと改めて感じました」という声を聞くことができました。先生方が子どもたちの新たな面を発見できる場を私たちもつくっていきたいと考えています。


↑就将小学校のカーテンコールで。きれいなお花をありがとうございました!