KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

上高地のスナップ2

2008年07月11日 | 2008年のブログ
少し間が空きましたが、まだ少し上高地の写真が残っています。
上高地を訪れたのはかれこれ1ヶ月前、早いもので上高地にもそろそろ夏が近づいてくる頃。
もうオオイチモンジやタカネキマダラセセリの飛び始める頃ですね。

きょうは上高地のスナップの2回目、何気なく撮った風景です。

 <朝の散歩道 2008/6/14 上高地・田代湿原付近>
田代湿原に至る道は木道の多い道、ちょうど朝日が差し込んで森が明るくなってきた頃でした。

 <午後の流れ 2008/6/14 上高地・徳沢付近>
こちらは夕方近くの沢の流れ、一日中お天気が良かった日の午後の風情を感じます。

 
<前穂の見える橋 2008/6/15 上高地・穂高橋付近>
上高地温泉ホテル近くの橋から見た前穂高です、今見ても爽やかだった空気を思い出しますね。

 
<新村橋 2008/6/14 上高地・新村橋左岸より>
奥又白沢からの帰り道、新村橋を渡り終えて振り返るとおさるさん達が後から付いて来ていました。
河原から見ていた外人さんのカップルが珍しそうに見ていました。

 <流れのほとり 2008/6/14 上高地・徳沢付近>
徳沢キャンプ場の水場横の流れのほとりでは、まだニリンソウが綺麗でした。
今頃は何の花に入れ替わっているのでしょうね。

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ちょっと山が恋しくなりました。


トラノオの園2

2008年07月10日 | 2008年のブログ
きょうはオカトラノオの群落に来た蝶の続編です。
結構な枚数を撮ってきたので、ちょっと多めにアップしちゃいましたよ。

 <イチモンジセセリ 2008/7/7 千葉市>
後翅の紋が少しジグザグだったのでオオチャバネセセリかとも思いましたが、やっぱりイチモンジですね。
先日のオオムラサキの森にはオオチャバネセセリがいましたが、最近身近では見かけなくなりました。

 <イチモンジセセリ 2008/7/7 千葉市>
夏から秋にかけて、これからどんどん増えてくる蝶ですね。

 <キマダラセセリ 2008/7/7 千葉市>
普段たまに1匹見かける程度の蝶ですが、ここには10匹位集まっていました。

 <キマダラセセリ 2008/7/7 千葉市>
黄色の目立つなかなか綺麗な蝶ですね。

 <ベニシジミ♂ 2008/7/7 千葉市>
夏型のベニシジミも来ていました。
まだオレンジの個体もいますが、暑い時期に発生する固体は多くは黒っぽい個体となります。

 <ベニシジミ♂ 2008/7/7 千葉市>
しかしずいぶん黒い個体ですね、アクセントのブルーの宝石がキラキラしていました。

 <ツバメシジミ♂ 2008/7/7 千葉市>
ツバメシジミもいましたが、あまり綺麗に撮れませんでした。

 <ルリシジミ 2008/7/7 千葉市>
こちらはルリシジミ、こちらも暗い曇りの時でいまいちでした。

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アオスジアゲハも一時やって来ましたが、ISO160で撮影中だったので、ブレブレ写真でした。

トラノオの園

2008年07月09日 | 2008年のブログ
月曜日はお休みでした。
朝から降っていた雨も昼頃にはあがりましたので、雑木林と草原のある公園まで出かけてみました。
雨上がりの草原を歩くうち、オカトラノオの大きな群落を見つけました。
オカトラノオは蝶の良く集まる花、このあたりでしばらく蝶を探してみました。

 <オカトラノオの群落 2008/7/7 千葉市>
最近少なくなった気がするオカトラノオ、ここには沢山咲いていました。

 <モンキチョウ 2008/7/7 千葉市>
モンキチョウがいました、モンキチョウは逆光ぎみに翅を透かせると綺麗ですね。

 <スジグロシロチョウ 2008/7/7 千葉市>
スジグロシロチョウも密を吸っています、翅の付け根の黄色がワンポイントですね。

 <ツマグロヒョウモン♂ 2008/7/7 千葉市>
綺麗なツマグロヒョウモンがいました、お天気が悪いので時々日向ぼっこです。

 <メスグロヒョウモン♀ 2008/7/7 千葉市>
メスグロヒョウモンの♀もやって来ました、どうやら新鮮な個体の様子。

 <メスグロヒョウモン♀ 2008/7/7 千葉市>
思ったとおり息を呑む程のべっぴんさんでした、綺麗な蝶ですね。

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入れ替わり立ち代りここにやって来た蝶は10種類以上。
まだ続きがありますよ。

キアゲハの産卵

2008年07月08日 | 2008年のブログ
 <キアゲハ♀ 2008/7/5 茨城県南西部>
オオムラサキを見た林の脇の草原で、ゆるやかに飛ぶキアゲハを見つけました。

 <キアゲハ♀ 2008/7/5 茨城県南西部>
飛ぶ位置がずいぶん低いですね、どうやら産卵場所を探している様です。
この草原は湿地に近い状態で、あちこちにセリ科植物が顔を出しています。

 <キアゲハの産卵 2008/7/5 茨城県南西部>
やがてセリ科植物のまとまっている所で産卵を始めました。

 <キアゲハの産卵 2008/7/5 茨城県南西部>
この場所が気に入ったのか、あちこちに産みつけています。

 <キアゲハの産卵 2008/7/5 茨城県南西部>
ちょっと涼しそうな林の中にも産みました、これから暑くなるからこっちの方がいいかも。

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今産まれた卵が親になるのは8月の終わり頃かな?。

オオムラサキ

2008年07月06日 | 2008年のブログ
もうすっかり夏の気配の土曜日、茨城県南西部までオオムラサキを見に出かけてきました。
筑波に近い茨城県南西部にはまだまだ良好な雑木林が点在していて、オオムラサキやミドリシジミなど、
最近では少なくなってきてしまった里山の蝶たちの生息地となっています。

 <夏間近の雑木林 2008/7/5 茨城県南西部>
ここは大きなクヌギ林にエノキやハンノキが混じる河原の河川敷脇の雑木林。
オオムラサキはこの様な雑木林の林縁を好みます。

 
<クヌギの大木 2008/7/5 茨城県南西部>
ここの林には大きなクヌギが沢山あって、樹液を求めてオオムラサキがやってきます。
オオムラサキが2匹樹液を吸っているのが見えるでしょうか。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
翅の青紫を少しだけ覗かせてくれた葉上のオオムラサキです。
美しさと風格を兼ね備えた大きな蝶で、国蝶の名に恥じない日本を代表するタテハチョウです。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
翅の面積に比べて体ががっしりと大きく、大きな個体では大人の小指程もあります。
下のカナブンが小さく見えますね。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
幼虫はエノキの葉を食べて育ち、年1回6月末から7月中旬頃まで見られます。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
この個体は羽を広げてくれましたが、残念ながら暗い木陰で青紫が良く出ていません。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
午前中はこうやってクヌギの樹液に集まり、午後からは枝先を占有したり梢を旋回する姿を良く見かけます。

 <オオムラサキ 2008/7/5 茨城県南西部>
堂々としていて気も強く、スズメバチが樹液にやって来ても翅をパッと広げて払いのけてしまいます。
この写真はその瞬間、スズメバチがコケている姿が見えるでしょうか。

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オオムラサキの気の強さは天下一品、スズメを追いかけている姿を時々見かけます。
この日もスズメを追うオオムラサキを2~3度見かけました。
普通は鳥が蝶を追いかけるんですけどね。

夏近し

2008年07月05日 | 2008年のブログ
相変らず関東はじめじめとした鬱陶しい日々が続いています。
でももう、梅雨もそろそろ終盤、雲の合間から時折真夏の太陽が顔を覗かせ始めました。
土曜日の関東はなんとかお天気は持ちそうな気配、夏の便りでも探しましょうか。

きょうの写真は先週の近所の公園のもの。
夏を感じた花たちを集めてみました。

 <キキョウ 2008/6/28 千葉市>
キキョウが咲きだしました。園芸植物と勘違いされる方がいますが、これも日本の野草なんです。
昔は夏になるとカワラナデシコなどと供に見かけましたが、最近は見ませんね。

 <クレオメ 2008/6/28 千葉市>
クレオメも咲いていました。
クレオメは夏の宵の花、夕方咲いて次の日太陽に当るとしぼみます。

 
<ミソハギ 2008/6/28 千葉市>
ミソハギも咲いていました。でもミソハギはお盆近くに咲く花だから、これはエゾミソハギ?。

 <スイレン 2008/6/28 千葉市>
公園の池に黄色いスイレンが咲いていました、これは少し南方系の品種かな?。

 <スイレン 2008/6/28 千葉市>
こちらは赤いスイレン、イトトンボを探しましたが、風が強くて見つかりませんでした。

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四国は梅雨明けしたとか・・・。
関東はいつ?。

上高地の山々

2008年07月04日 | 2008年のブログ
今回の上高地は良いお天気に恵まれました。
今まで雲のかかっている事が多かったですから、今回は山の写真も結構撮ってきました。
きょうは少しアップの山の写真。
上高地をとりまく代表的な山々の写真です。

 <夕暮れの西穂高 2008/6/14 上高地・河童橋付近>
夕暮れ迫る岳沢から左に目を向けると、黒く沈み始めた森に照り残った緑が輝いていました。
山がシルエットに変わる前の静かなひとときでした。

 <奥穂高岳 2008/6/14 上高地・河童橋付近>
麓に雪渓を従えてそびえる奥穂高の山容には、氷河時代から続く長い歴史と威厳を感じます。
今でもこの谷や山肌には、氷河時代からの生き残りの高山蝶や高山植物が連綿と命を繋いでいます。

 
<明神岳 2008/6/14 上高地・明神付近>
明神岳は梓川沿いを歩くに連れて様々に形を変える山。
明神付近から見る明神岳は、一番南の岩峰が目前に迫って槍の様に天を刺しています。

 <焼岳 2008/6/14 上高地・焼岳登山口付近>
穂高橋から梓川右岸の林道を大正池方面へ向かうと、やがて荒々しい山肌の焼岳が姿を現します。
大正時代の噴火で梓川を堰き止め大正池を作った焼岳は、今もなお僅かに噴煙を上げ続けています。

 
<前穂高岳 2008/6/14 上高地・穂高橋付近>
今回宿泊した上高地温泉ホテル横の池から見た前穂高岳です。
河童橋から上流へ足を進めると、明神岳に隠れてしまってなかなか顔を見せてくれません。

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上高地の写真が続いています。
まだ結構残っているんですよ。


ネジバナ

2008年07月03日 | 2008年のブログ
少し前からネジバナが咲いています。
不思議なことに、芝生があると必ずと言って良いほどネジバナが見られますね。
まるで雑草の様に生えてきますが、これで立派な野性蘭。
花形といい色といい、日本の野生蘭の中ではトップクラスの美しさなのに、残念ながら花が小さいですね。
機会があったらルーペで覗いて見てください、まるでカトレアの様な花ですよ。

(DATA:ネジバナ 2008/6/22 千葉市 SONY DSC-R1)















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花色や花の付き方に変化があって、見てると面白いものです。
3枚めは捩れ方が逆ですね、気が付きました?。

舞鶴草

2008年07月02日 | 2008年のブログ
7月になりましたね。
早いものですね、もう今年も半分が過ぎてしまったんですね。
セツブンソウやフクジュソウに春が来た事を教えられ、桜を愛でヒメギフチョウを追った春も過ぎ、
いよいよ光輝く夏の到来。
毎年今頃になると、今年の夏はどこへ行こうかと想いをめぐらせます。
今年の夏はたくさん山に出かけたいと思っています。

きょうはマイズルソウ。
深い山の足元にひっそりと咲く、小さな小さな白い花です。

 <マイズルソウ 2008/6/14 長野県上高地>
徳沢まで歩いた帰り道、夕暮れ近い小梨平の森の中で見つけたマイズルソウの群落です。
樹齢数百年の大樹を慕うかの様に、静かに寄り添っていました。

 <マイズルソウ 2008/6/14 長野県上高地>
マイズルソウは関東や中部では標高1500m前後の深い森の林床に咲く花。
ツバメオモトやゴゼンタチバナとともに、花の少ない暗い森では小さいながらも良く目立つ存在です。

 <マイズルソウ 2008/6/13 長野県上高地>
この花を見かけるのは、山道が河原や草原を過ぎ、深い森にはいって登りがきつくなる頃。
涼しい木陰を見つけて休憩を取る傍らでふと見かける事の多い花です。

 <マイズルソウ 2008/6/13 長野県上高地>
そんな想い出もあってか、目立たないこの花にはいつも山の想い出が繋がります。
この花を見る度に、瞼の裏には奥日光や尾瀬や上高地の山々が広がります。

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マイズルソウってヤマイモに似てると思いませんか?。
ヤマイモの蔓を節ごとに切って地面に差したら、ナンチャッテマイズルソウになるかな?。

木に咲く花

2008年07月01日 | 2008年のブログ
きょうは上高地で見かけた木の花です。
ズミの咲く山の風景を撮るのも、今回上高地を訪れた目的の一つでした。
残念なことにズミの花は終わりかけていて、絵になるものは撮れませんでした。
それでもいくつか時節の木の花を撮りましたので、アップしておきます。

 <ウワミズザクラ 2008/6/14 長野県上高地>
徳沢園の前の木のテーブルでコーヒーを淹れているとすぐ横の木に白い花が咲いていました。
コーヒーが沸くまでのひと時、木漏れ日の当る枝を探して撮ったものです。

 
<ズミ 2008/6/14 長野県上高地>
で、その隣に咲いていたのがこのズミ。
徳沢は小梨平あたりよりは奥まっているので、何とか撮影可能な花が残っていました。
ウワミズザクラとズミの花を見ながら淹れたコーヒーは格別でしたよ。

 <オオカメノキ 2008/6/13 長野県上高地>
標高2000m近いあたりではオオカメノキが見頃でした。白い飾り花がよく目立ちます。

 <オオカメノキ 2008/6/14 長野県上高地>
これは別の場所で咲いていたもの、木漏れ日を受けて輝く白が、きつい登りを癒してくれます。

 <ムラサキヤシオツツジ 2008/6/13 長野県上高地>
標高1800m付近で見かけたツツジです。これはアカヤシオなのでしょうか?。
日光あたりでは葉が出ずにもっと薄いピンクの花が咲いていましたが・・・。
(*ムラサキヤシオツツジと判明しました、yuukoさんありがとうございます。)

 <??? 2008/6/13 長野県上高地>
こちらは標高2000付近のもの、前の写真のものと色は似ていますが別種の様です。
花の付き方や花形からミツバツツジの仲間と思われますが・・・。

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ツツジは難しいですね~。