神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

白山幹線

2019-07-31 06:20:15 | 谷端川・小石川4

 東大下水をさかのぼり、その水元の一つとされる酒井雅楽頭下屋敷近くまで来ました。ここから先、「御府内備考」の記述はしばらく途切れます。というのは、流路の東側は播磨姫路藩酒井家下屋敷、西側は御三卿の一つ一橋家の抱え屋敷が占め、町屋中心の「御府内備考」の範囲外になっているためです。ただ、「郵便地図」など明治から大正にかけての地図と「下水道台帳」の白山幹線のルートを比較すると、ある程度流路をたどることができます。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

0209b 0209a

    1. 白山通りの西側にシフトします。なお、歩道橋の右手に酒井家の池がありました。

0209d 0209c

    2. 「下水道台帳」に「水路敷」の書き込みのある路地から再開します。 

0209e

    3. 水路単独の路地を抜けます。ここから先は通りの右手が水路です。

0209f

    4. 2.から3.にかけてはズレますが、下水道白山幹線のルートと概略一致します。

0209h 0209g

    5. 不忍通りを越えます。右写真は左岸からのショットで、谷筋が横切っているのが分かります。