西武沼袋変電所前で左手に分岐した水路は、左カーブで西武線の線路と並行します。この水路&線路には、左岸の舌状台地が迫っていますが、その先端に祀られているのが氷川神社です。「除地、九段、小名大下前にあり、村の鎮守なり」(「新編武蔵風土記稿」) これは下沼袋村の項の記載ですが、→ 「沼袋村絵図」では、上沼袋村の飛地に色分けされています。創建は14世紀、南北朝時代と伝えられ、文明9年(1477年)の豊島氏との戦の際、太田道潅は当地に本陣を置き、戦勝を祈願して杉を手植えしたといいます。
- ・ 氷川神社参道 西武新宿線と並行し、氷川神社下に向かいます。左手の崖面の茂みが氷川神社境内です。水路はその先第15号橋へと向かっていました。
- ・ 氷川神社 上掲写真の通りに面して、鳥居と階段が設けられています。20段の急階段を上ると社殿のある境内です。
- ・ 氷川神社 右手前の道潅手植えと伝えられる杉は、永く御神木となっていましたが、昭和に入って枯れ今は根株を残すのみです。
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