「やまと今昔物語」(平成3年 大和地域センター)の中に、「三角池(現在の大和町三-26にあった)から流れる小川」との記述があります。→ 「段彩陰影図」の、早稲田通りの北から発する小谷筋にかかわるもので、「昭和11年測図(1/3000)」(日本地形社)には、先端に池を有する小川が描かれ、途中、蓮華寺からの小支流に連なる右岸流と合流しています。この池は下掲「昭和4年測図」にもおむすびの形で描かれており、三角池の名称と附合します。西隣りの蓮華寺の心字池よりは一回り小さいながら、同じ40m等高線にあることから、地下水脈を同じくする湧水池だったのでしょう。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)
- ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(昭和4年測図) / 荻窪」 上掲地図と同一場所、同一縮尺です。
- 1. 前回最後の左折したところを、逆に右折した通りの先です。水路はこの通りからやや右手にズレ、重なる道路はありません。
- 2. 今は舗装に覆われましたが、数年前の→ 写真には、脇にコンクリート蓋が取り残されたように残っていました。
- 3. 三角池のあったあたりです。右写真は右岸からのショットで、低地にあるのが分かります。
- 4. その先にもむき出しの側溝がありますが、現役とは思われません。