寺前橋から左岸に分岐する用水があります。→ 「東京近傍図」に描かれた左岸流が原型ですが、同時代の→ 「下井草村絵図」などと見比べると、井草川の左岸から回り込んできた側流と合流していたようです。区画整理時に切り離され、現在確認できるような流路になりました。中野区との区境(上鷺宮村との村境)を越えて続きますが、区境までを一区切りとして数回に分けてUPします。
- ・ 妙正寺川 寺前橋から下流方向で、奥に上松橋がチラッと見えます。寺前橋は区画整理時に架けられ、左岸段丘にある等正寺がその名の由来です。
- ・ 寺前橋 その左岸方向で、段丘に差し掛かる手前で道路右手の幅が狭くなっています。段丘上の等正寺は元和8年(1622年)湯島に創建、関東大震災に罹災後、当地に移転してきました。
- ・ 左岸流跡 道幅が狭くなった右手に車止めという、典型的なカクカクです。ここから中野区との区境まで、このような水路探しの格好の教材が連続し、飽きることはありません。
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