西武新宿線の南側に戻り、左カーブで東に向かいます。200mほどで環八通りを越えるところまでです。一帯は下井草村に属し字柿木(柿ノ木)と呼ばれていました。「新編武蔵風土記稿」に「柿ノ木 村の中程にあり」と記載され、その位置からでしょうか、村で唯一の高札場があったところでもあります。井荻村(のち井荻町)時代の大字下井草小字柿ノ木、昭和7年(1932年)の区制施行後は杉並区柿木町へと引き継がれますが、現行住居表示実施後は前回登場した柿木北公園など、公園や図書館に名を残すのみです。「地名由来は不明であるが、古くからの名で、おそらくを代表するような柿ノ木があったことから呼ばれたのであろう。」と、杉並区の運営するサイト「すぎなみ学倶楽部」内「杉並の地名 文化財シリーズ19から」は書いています。
- ・ 井草川遊歩道 環八通りの一つ手前の通りを越えます。杉並区成立に際し、この通りが柿木町と神戸町の境となり、柿木の範囲が狭まりました。
- ・ 井草川遊歩道 上掲写真からワンブロック、60mほどで環八通りを越えます。といっても、環八の本線は地下の井荻トンネルで、正面に写っているのは井荻陸橋です。
- ・ 環八通り 井荻陸橋を南側から写しており、陸橋右手が井荻駅です。なお、現在の井荻陸橋は側道通行車両が西武新宿線を越えるのに利用しています。
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