神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

鶏声ヶ窪

2019-07-24 07:10:08 | 谷端川・小石川4

 「鶏声ヶ窪  駒込竹町の先、むかし土井大炊頭利勝の御やしきの辺、夜ごとに鶏の声あり、あやしみてその声をしたひてその所をもとむるに、利勝の御やしきの内、地中に声あり、その所をうがち見るに、金銀のにはとり掘出せり、よってかく名に成りたるといふ」(「江戸砂子」) 「今鶏声か窪と唱へる所は東は土井大炊頭下屋敷、西は酒井雅楽頭下屋敷、南は小石川御数寄屋町、駒込片町、北は巣鴨御駕籠町なりと」(「御府内備考」) 小石川御数寄屋町や駒込片町(竹町はその小名)は白山坂上にある町屋で、酒井家下屋敷は土井屋敷の西隣でした。→ 「寛永江戸全図」でわかるように、土井屋敷前後の板橋道(中山道、旧白山通り)沿いが、鶏声ヶ窪と呼ばれていたことになります。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 都営三田線白山駅の先で、白山神社に向かう参道を横切ります。 

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    2. 左右にお寺の立ち並ぶ寺町ですが、明暦の大火(1657年)後移転してきたものです。

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    3. この付近の右手から旧白山通りかけて、小石川御数寄屋町(通称白山坂上町)がありました。

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    4. 左カーブで北西に向きを転じ、右手崖面に沿います。

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    5. 東洋大キャンパスに突き当たって中断しますが、この先右折して旧白山通りを越えます。