たんなるエスノグラファーの日記
エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために
 



地震発生から19日目、オフィスに来た。
本やファイルが床に乱散し、あちこちに小物が飛び散っていた。
2メートルほどの棚の上から落下したであろうウィスキー「竹鶴」の瓶は、どうして落ちたのか
割れてなかった(写真)。
同僚の先生たちから聞いていたので、状況はもっと酷いかと思ったが、そうでもなかった。
建物のなかで、私の列のオフィスはそれほどでもなかったが、向きが異なる列のオフィスは酷かったらしい。
上階のオフィスや書類や本などを積み上げている教員は、後片付けがたいへんだったという。
事務室は、節電のため、どこも薄暗い。
何人かのスタッフの人たちと話をした。
地震当初、みなは欅の広場に避難したという。
横浜線が止まり、帰宅できない人たちのために学生寮が開放されたという。
ガソリンが無くなり、自宅から数時間かけて通勤したという人もいた。
買占めにより、コンビニから品物があっという間になくなったと聞く。

地震後、怖い夢ばかり見る人もいた、不安を感じているのだという。
町田あたりでも、こんなにたいへんだったのかと思う。
新学期のオリエンテーションと授業は、3週間繰り延べることになった。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ある旅の記録 夜、あお向け... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。