今月末から、帰国後三度、プナンのフィールドへ。フィールドには、1ヶ月居ることができるかどうか。今回の主要トピックは、「類比思考(言語)」というのを、いま、漠然と考えている。プナンが、類比によって、どのように世界を組み立てているのかということを、特に、言語の面から考えてみたいと思っている。プナンは、はたして、類比によって、何を、どのように、語っている(きた)のだろうか。そのあたりから、「儀礼」が、わずかな例外を除いて、ほとんど行われない、さらには、「呪術」的な思考が、潜在的にほとんどないような、プナン社会の「宗教」のありように、なんとか迫ることができないだろうか、というのが、目下、なんとなく考えていることである。これ以上書いていくとボロが出るので、今日は、このへんでやめておこう。
(写真は、狩られたメスザル)
(写真は、狩られたメスザル)