片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

宮原のうどん屋さん 汁るべ家宮原店

2008年04月22日 | Weblog
宮原駅西口線路沿い大宮方面に少し戻ったところにできた「汁るべ家」。ぜひ一度行ってみたいと思っていて、昨日行った。うどんは、注文受けてから茹でるので、15分待ってもらいますと、テーブルにシールが貼ってある。おっこれはいけるかも知れないと思い、いそいそと「肉汁うどん」を頼んだ。生ビールを飲みながら待つこと15分。出てきたのは、色が少し灰色で、太目の硬めにこねた麺だ。これは田舎の小麦粉に似ている。見慣れた色だ。食感よし、肉汁も旨い。つけ麺風に食べるため汁がしょっぱい。これは私にはマイナスポイント。帰りがけ、レジで「とても美味しかったけれど、汁がしょっぱかった」と伝えた。「言っておきます」と明るい返事。ともあれ満足満足。

痴呆の母に教わったこと

2008年04月21日 | こころ
これは友人の高橋さんが書かれた本です。
この中で、びっくり仰天する話があるので、紹介します。

母が競歩で日本新記録
高橋さんは、お母さんを、国立競技場で行われた「東京マスターズ陸上競技選手権大会」の3000m競歩に出場させました。お母さんはいつも高橋さんと散歩しており足腰には自信があったのです。そして気弱になっている元陸上競技選手だったお父さんに観客席で、トラックを何周もするお母さんの勇姿を見させて、元気になって欲しいとも思ったからです。
年齢別競技なので、83歳のお母さんは、多分ほかにエントリはないでしょうから、金メダルが取れることは確実です。ただ問題は30分以内で完走しなければなりません。練習で計測しても1000mを10分切れないので、きっと失格になり、金メダルはもらえそうもありません。でも、気弱になっている父の前を一周でも回ってくれれば、高橋さんとしては満足と思っていました。
NPO法人東京マスターズ陸上競技連盟に、痴呆であることを知らせておいたのですが、しばらくして、出場が許可されたばかりか、伴走者までつけてくれました。
いよいよ当日。お母さんは、全選手が完走しても、黙々と伴走者と歩き続けました。「ただいま競技を続けている選手は83歳の高橋文さんです。まもなくゴールです。」時計を見ると30分過ぎている。残り一周のとき、30以内であれば完走させるというのがルールなのだ、という審判団の話し声が高橋さんの耳に聴こえて納得。痴呆のお母さんは、盛大な拍手を受けてゴール。ほぼ時速6kmで歩いたことになる。日本新記録を集めたHPに、お母さんの名前が載っています。載っている場所は、3000m競歩 W80のところです。最後のほうです。

高橋さんは、私のブログに時々コメントを下さる高橋さんです。私たちの会合や飲み会は、いつもお母さんと一緒です。

綸言汗の如し

2008年04月21日 | こころ
綸(りん)とは組糸のことで、最初の細い糸が撚り合わさって太い組糸になる。天子(天皇)のことばは、最初は一言でも末端まで行くと重要な発言として動かしがたいものになる。身体から出た汗と同じで、元に戻すことはできないのだから、発言には注意すべしという教訓。
私には耳が痛い。思いついたことが口から出てしまうような人間なので。自分でも考えていなかったことが会話の中で口から出ることがある。前向きな発言なら、自分で発言を聴いて、なるほどと自分で納得したりする。しかし、結果として人を傷つけるような発言もしてしまう。自分では当然気付かず、あとから知らされて本意ではないと奔走することになる。無駄が多い。
この諺を私なりに座右の銘にしたい。


アクシスソフトの強み

2008年04月20日 | 私の正論
アクシスソフトは、Biz/Browserのメーカだが、そもそもシステムインテグレータ。元々オラクルDBに特化した会社で、さまざまなSIを手がけてきた。一番得意なのは大規模ECサイトの構築だ。サーバ構築から開発・運用まで丸ごと引き受けられる。運用をやると、そこから得られる無数のノウハウがあり、それが新たな開発提案に繋がる。携帯活用のノウハウは、他社に負けないものがあるし、グループウェアはgooに採用されるほど優秀なものを作れる。それにBiz/Browser。考えてみると、これからの時代の要請である「モバイルコンピューティング」について、日本一技術力のある会社かもしれない。

メールの有料化を提案します

2008年04月19日 | 私の正論
私に来るメールの99%がスパムメール。フィルターで完全除去はできないから、目を凝らして、読まねばならないメールを探すことになる。私の貴重な一日24時間を、こんなことに割り振りたくはない。まったく困ったものだ。メールの発信はすべからく一通1円とか、有料にしたらどうだろうか。

毎年恒例の同窓会

2008年04月18日 | こころ
小野澤さんの地元の所沢でやってます。今から27年前にパソコンに夢を託した仲間。
南さんは5年後に日本新生交響曲を作曲して指揮するとか。来年集まるときは、それぞれ自分は何をいつまでものにするか語ることになりました。社会の批判をしている暇はありません。

すべてはバランスの中に

2008年04月18日 | 私の正論
ユニクロがパートの正社員化を進めている。企業は、景気に柔軟に対応するため働き手の固定化は避けたいと考える。昔は工場や建設現場で臨時工はいたが、一時的なものだった。それが通常雇用の世界にも広がった。その結果、正社員の減らしすぎで現場力が弱くなった。企業は、人件費を抑えて、しかも国際競争に勝たねばならない。さまざまに悩み、試行錯誤を繰り返して、企業を永続させる。国や自治体、天下り団体などに、どうやってこの競争原理を持ち込むか、その方法が発見できたらノーベル賞ものと、ため息が出る。

人間は過去の延長線上でしか生きられない

2008年04月18日 | 寺垣武語録
寺垣さんのごあいさつは、戦争の話から始まった。今パーティーが開かれている大手町界隈は、焼け野原で、川には米軍の空襲で死んだ死体が浮かんでいたという話から。今の平和が、ほんとうに嘘のようだと、声を詰まらせながら語る。平和が大事と。そしてミネハハさんの歌。TMTはスピーカーではなく、音楽を伝えるミュージックトランサー。ミネハハさんの平和の祈りの声を、そのまま伝えたいと。ベートーベンのことばを思い出した。音楽は心から出て心に至ると。寺垣スピーカーは、何も足さず、何も引かず、演奏家の音を、録音を、そのまま拡大/再生する。

寺垣武ミュージックトランサーTMT-M500

2008年04月18日 | 寺垣武語録
昨日、寺垣武著「とことん考える癖をつけなさい」の出版記念パーティーがあった。そこで、第一号機ができあがったばかりの寺垣スピーカーTMT-M500が展示された。これを製作している株式会社TMTJapanの田河社長に伺った。開発に2年かかったとのこと。簡単に作れると思ったらとんでもないことで、結局楽器を作っている感じだという。工房で二人で作ってるので、かかりっきりでやっても月10本がやっととか。
「楽器のように」ということばに私は反応した。そうなのだ寺垣スピーカーの鳴り方は楽器と同じだと思っていた。というのも私はチェロをやるが、チェロには中に魂柱という突っ張り棒があり、楽器の表板と裏板を突っ張らせている。そこに刷弦の振動が伝わり、空気の分子に伝播し耳まで届くと感じる。チェロを弾きながら表面の板に触るとビリビリする。それと寺垣スピーカーに触ったビリビリ感は同じだ。通常のスピーカーは触ると音が出なくなったりひずんだりするが、チェロも寺垣スピーカーも関係ない。手のひらで押さえても、それには影響されず音は普通に出る。
ところで、値段は二本で210万円です。しかし驚きました。社長の田河さんは、10年前まで日立のSEだったのです。昨日一緒に行った雫ニ公雄さんから聞きました。