片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

上村孝樹氏に「ITの分かる経営者の養成」をお願いした

2009年03月14日 | 私の正論
上村さんは、毎年IT経営講座を実施している。
私のお願いは、経営トップ自らがITを駆使した事業戦略を考えられないとだめだと思うので、そういう視点をしっかり入れて欲しいということだ。
それを言うために、赤坂見附で昼食をしながら2時間話し込んだ。
上村さんは、NBC(日本ビジネスコンサルタント)の出身で、日経コンピュータ創刊と共に日経BPに移られた方。大福帳理論を展開して、一世を風靡したこともある。技術志向ではなく、経営者の視点、利用者の視点からITを観ている。異色の記者だった。
今年も5月からIT経営講座を開講する。
毎月第二土曜日東京駅近くの教室で行う。来年2月まで全10回。講師陣にはITを駆使した経営で有名な企業の経営者がずらっと並ぶ
講義はできるだけ少なくして、質疑応答や、テーマを与えられて、ITを駆使してビジネスモデルを作り、それを発表するといった非常に実践的なもの。
オーナー経営者の二世にIT力をつけてもらうには、うってつけの講座だと思う。まだ余裕があるとのことなので、ぜひご検討ください。

この話を、昨日、東京海上日動のTさんに話したところ、同社では、新入社員の何人かをシステム部門に配属させ、ITを根っこのところで体験させ、数年後に必ず現場に戻すようにしているという。
若いときにこういう体験をしておくと、ITとは何かが根幹のところで分かっているので、どんな業務についても、常にITを利用して仕事を組み立てる癖がつく。もしそのうちの一人が社長になれば、ITを駆使した経営を考える。

仕事は仕事、ITはそれを支えるもの、ではなく、
「ITがあるからこそできる仕事の創造」こそ命なのだ。

利用者の「困った」を解決する会社

2009年03月14日 | 私の正論
アクシスソフトは何をする会社なのですか?
Biz/Browserの明日を考える会の席上、ユーザから質問が飛んだ。
アクシスソフトから、新製品の紹介があり、それはあたかもアプリケーションパッケージのように見えたからだ。だから、アクシスはどこへ行くのかとの疑問が生じたのだ。
アクシスソフトには、システムの受託開発部門とプロダクト部門がある。プロダクト部門へ投げかけられた話。
確かに確かに、今回の新製品は業務アプリケーションのように見える。しばし議論があった後、みんなで考えた結論は、「企業の中で、パソコンやモバイル端末を使うユーザが困っている問題を、技術的に解決する仕組みを提供する会社。」ということで落ち着いた。

新製品とは?
ヒント:大企業であればあるほど、ほっと胸を撫で下ろすような救世主です。