片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

「世界がドルを棄てた日」の著者の講演を聞いた

2009年03月05日 | 不思議なこと
田中宇(さかい)氏。
インターネットを検索しまくり、そこから真実を発見しようとされている方。
世界がドルを棄てた日」という本を書かれている。
今日はBPIAの特別セミナーがあり、会場の日経新聞本社に行った。
田中氏は、ものすごい迫力で世界の動きを論じる。
アメリカが没落した後、アメリカに追従してきた日本はどうするのか。
よく考えておいたほうがいいという。
政治と経済。私には一番苦手な世界で、話が右から左に通り過ぎてしまう。

感想を言うとすれば、農業中心の素朴な世界から、なんとややこしい世界になったものか、もっとシンプルに生きることはできないのだろうかということだ。
地球温暖化はCO2の問題ではないというような話も出たが、そいうことより、人類が生き延びるためには何をしなければならないのかを読み解いて欲しいと思った。

私のレベルでは名刺交換しても意味がないと、尻尾を巻いて帰りました。

始まる前にちょっと時間があったので、監査室長をしている高橋さんに会って、お互いの近況報告。4月になったらじっくり会いましょうということで。

なんで正社員なんかになりたいの?

2009年03月05日 | こころ
いまどきの若者は、こんな意識を持っている人もいるらしい。
昔は学校を卒業して就職するのは当たり前だった。
今は、正社員になる意欲が、働く意欲が薄れているという。
なぜこういう風潮になったのだろうか。

そういえば、昔は、家には冷房設備は無いが会社に行けばあるなど、家に比べて会社は快適だった。
今は個人の家庭は裕福になり、会社より家のほうが当然快適だ。
こんなことも影響しているのだろうか。

そうでなくても人口が減り続けている日本で、働く意欲がなくなった若者が増えたら、日本の将来はどういうことになるのか、暗たんとした気持ちになる。

しかし、人間が生物である限り、生きるための知恵は自然に備わっていると思う。
そういう観点からこの風潮を分析してみることも大事ではないかとも思う。
確かに人間社会は、この100年ほどの間に急激に発展した。その結果、資源が、地球が有限であることに気付いた。
この発展にブレーキをかけないと人類の存続が危ういと、集団本能的に考え、サボタージュに出たということも言えるかも知れない。
だとしたら、若者をなんとしても就職させねばならないとやっきになるのは、無駄な努力かも知れない。
時が来れば、なるようになるのかも知れない。

風を受けてぐんぐん上昇を続けてきた凧が、糸がプッツリと切れ、さまよい始めた感じがする。

人類史上初めての、価値観の大転換が始まっていると思えるのは私だけだろうか。