絵を描くのは苦手
って、もう何十年も思い続けてきた。
そんな私をチャレンジャーな友人が「植物画講座」に誘ってくれたので、不安ながら参加してみた。
会場は代々木上原
講師の福岡季実子先生は、実はリモートエステで何度かご一緒している。
それはそれは優しそうなきれいな方なので、まったくの初めての先生に教えていただくよりはかなり安心。
だって、絶対に怒られなさそう。
エステの時はお互いすっぴんなので、メイクしてお会いすると逆に恥ずかしい・・・
はじめてのリモートエステ・・・ハーブの香りに癒されて
ものすごく昔に買った水彩色鉛筆を持参して、いざ
初心者が書きやすいのはなんといってもローズマリー、と先生はおっしゃる。
描きやすそうな枝の物を選んで
A4サイズの画用紙の上にのせて横に置き、
まずは鉛筆でひたすら描く。
なんだか、近年にないくらい集中する。
時々先生がちょっと直してくださったり、
優しい言葉をかけてくださったりする。
あれ?
私、描けるかも。
ハーブティーやクッキーなどもいただきながら、
ゆったりと描き進める。
鉛筆描きが終わったら、水彩色鉛筆で色を塗っていく。
基本は緑と茶色。
光ってるところは「塗らない」らしい。
先生がちょっと手を加えてくださると、枝とか葉っぱがリアルになる。
なんかそれっぽくなってくる。
あれ?
私、着色もいけるかも・・・
なんとなく出来上がりました。
午後2時から5時までの3時間。
心地よく集中できました。
出来上がった絵に学名を書き入れ、
額に入れてもらうと、なんだかそれっぽい。
ちなみに先生のお手本はこちら
まるで本物
さすが先生
先生の作品を見てしまうとあまりにもしょぼいけれど、
家に帰れば世界に一つの自分の作品、とはフラワーアレンジの先生がいつもおっしゃっている言葉。
と言うことで、いただいてきたローズマリーの枝と一緒に玄関に飾ります。
遠い昔、中学生の美術の時間、先生の意に沿う着色ができなかったらしく、先生は私の絵を水道の水で洗い流した。
普通の風景画だったと記憶しているが、何がそんなにいけなかったのかわからないまま、言われたとおりに塗りなおしたと思う。
以来、絵に関してはずっと苦手意識があって、高校以降美術を選択したことは無かったし、なるべく絵を描かずに過ごしてきた。
建築士という職業では致命傷だ。
数年前に通った「色彩塾」で、
色の勉強と共に、ひたすら着色をしたので、
着色に関するコンプレックスはいくらか払拭された。
「色」と過ごした2年間 ~色彩塾~
けれど、絵を描くところから始める、ってところまではちょっとたどり着けなかった。
もし、あのころ出会っていた先生が、今日の講座のような先生だったら、私は絵が好きになっていたかもしれない。
どうしたら絵を描かずに済むだろう、なんて考えることもなく、もっと楽しく仕事ができていたかもしれない。
そう考えると、これまでの数十年、なんてもったいないことをしたんだろう、と残念でならない。
教育とか出会う先生って本当に大切だ。
さてさて、今回の講座には、誘ってくれた友人のお友達も一緒に参加。
少し前のスマホレッスンの時にもいらっしゃったとか。
スマホで素敵な写真を撮りたい!スマホ 1day Photo Lesson
記憶があいまいでちゃんと思い出せなくてごめんなさい。
それにしても、集中するとお腹がすく。
コロナの心配もあるけれど、夕食を食べに行こう。
今回の講座の会場近くに、近々お引越しされるという友人のお友達。
現在リフォーム中のマンションを見せてくださるというので、初めましての方なのに、お言葉に甘えて のこのこついていく。
閑静な住宅街にある低層マンションは重厚な感じで落ち着いたたたずまい。
築40年とのことだが、お手入れが行き届いていてそれほどの古さは感じない。
お部屋の中はリフォーム真っ最中で、養生してあるため、インテリアのイメージはまだつかめないけれど、暮らしやすそうな開放感のあるお部屋。
リビングの大きな窓がとても気持ちよさそうだ。
ひととおり見せていただいたら、3人でお食事へ。
代々木公園駅までお店を探しながらぶらぶら歩く。
駅の近くの小さな洋食屋さん
「関口亭」
は、友人のお友達が何度か来たことがあってとても美味しいとおっしゃるので、即決。
そしてホントに美味しい
お料理が出てくるなり、あまりに美味しそう&腹ペコだったので、写真も撮らずに全部食べてしまいました
この日のメンバーはみんなお酒が飲めないので、ソフトドリンクを飲んでたのだけれど、中でも変わってたのがこれ。
小豆島オリーブサイダー
そんなにオリーブ感はないんだけど、なんだか後味サッパリでお料理によく合う。
初めましての方と怒涛のおしゃべりをして、お宅にまでおじゃまして、図々しいことこの上ないけれど、とても楽しい時間でした。
誘ってくれて、お友達とご縁をつないでくれた友人に感謝
コロナ禍ではあるけれど、お絵描きコンプレックスを少し克服し、美味しいものをいただき、充実した時間を過ごさせていただきました。
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