ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

涼を感じて・・・夏の風景

2021年07月25日 | 暮らし

梅雨が明けて一気に真夏になった。

晴れ続きなので、毎日夕焼けがそれはそれは美しい。

少し前の雨の夜、事務所の前庭がとても風情があった。

水と光の反射のマジックですね。

この日の昼間、うちの裏の空き家の縁側に猫が仲良く雨宿り。

暑い毎日、せめて目に映る「涼」を取り入れよう。

この季節ならではのドウダンツツジを床の間に飾ってみる。

ただ花瓶に挿すだけで涼し気になる。

この少し後に、ボタニカルフラワー教室で夏っぽい花を活ける。

和のキキョウ

洋のグロリオサ

不思議となじみます。

フトイが格子みたいになって、涼を感じる。

これを床の間に置いてみる。

竹かごの壁飾りと合ってる気がする。

それまで飾っていたドウダンツツジもまだまだ元気なので、玄関に移動します。

ホントに毎日毎日暑いけれど、せめて視覚で涼を感じて、乗り切りましょう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あたたかな旅立ち ~人生の幸せな最期を考えた日

2019年03月28日 | 暮らし

穏やかな春の日、夫の親戚から訃報が届く



近くに住む92歳のおばあさんが亡くなった、と





夫の父の従弟の奥さん、と血縁はわりと遠いが、家が近いのでちょこちょこ交流はあった

ただ、もっぱらお会いするのは94歳のおじいさんのほう





このおじいさんは お話がそれはそれは面白くて、集まるときがあればいつもみんなを笑わせてくれる



早速夫とともにお宅に伺うと、ちょっと憔悴したおじいさんが出迎えてくれた





眠っている間に亡くなっていて、ご家族はそのことに気が付かなかった



おばあさんが先に就寝し、亡くなったとされる午後10時過ぎごろおじいさんはテレビを見ていたのだとか・・・



そのあとすぐにおじいさんも就寝し、その時もまだ ただ眠っていると思っていて、深夜にトイレに起きたときに異変に気が付いた





病院ではなく自宅で亡くなったので、警察が5~6人やってきて、明け方まで写真を撮ったりいろいろ調べられたりしたらしい

高齢のおじいさんにはかなりこたえた事だろう



その時のことを、いつもの調子で面白おかしく話そうとするのだけれど、とても痛々しくて辛くなる





お通夜の時も告別式の時も、次々と訪れる参列者に喪主として気丈にご挨拶をされていた





出棺の準備を待つ間、斎場のホールで待っていると、



ホールの入り口わきに、ご家族のスナップ写真が飾られていた



結婚した時のモノクロの写真、お子さんたちとの旅行の写真、お孫さんたちと並んだ写真・・・



92年の長い長い人生はどれほどもののだったのだろうか





葬儀のために作ったであろうアルバムが置かれていたので開いてみる





写真のあるページには写真の説明が、

写真のない白いページにはお二人のエピソードが、短い分で添えられている



「おじいちゃんはおばあちゃんのことが大好きなので、なんでもおばあちゃんに聞く」



「おじいちゃんはいたずら好きなので、坂の途中でおばあちゃんの車椅子を押す手を離したりする」



「おじいちゃんとおばあちゃんは雨の日以外は手をつないでおつかいに行く」



穏やかな笑顔のお二人の姿が目に浮かんで、思わず胸が熱くなる







出棺の準備が整い、斎場に飾られていたお花を参列者が棺の中に飾る



きれいにお化粧をして、たくさんのお花に囲まれて静かに眠るおばあさんの耳元でおじいさんが小さな声でつぶやいた



「きれいだよ」



思わず涙があふれそうになる





棺の蓋が静かに閉じられ、おばあさんを乗せた霊柩車が長く大きくクラクションをならして、お寺の門をでてゆく





とてもあたたかな、うららかな春の日の午後の静かな旅立ち





心よりご冥福をお祈りいたします



合掌



































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しみじみと

2018年08月14日 | 暮らし
息子の友達が、「赤福」を持ってやってきた。

夫と私が買い物に出かけて家に戻った夜8時過ぎのこと。

彼は長男の保育園のころからの友達で、今は名古屋で働いている。
年末年始やG.W、夏休みなどに帰省すると、必ずお土産を持って我が家を訪ねてくれる。

「伊勢に行ったの?」と聞くと「名古屋駅で売ってた」とのこと。

この日、長男は同じように帰省した高校時代の友人と飲みに行っていて不在。
そのことは、家にいた次男に電話して確認済みの彼。

けれどいつものように、おじゃましま~す、とリビングに入って自分の家のようにテーブルの前に座る。

麦茶を飲み、お菓子を食べながら、自分の近況を話し出す。

かわいい

そういえば、台風は大丈夫でしたか?

な~んて、気遣いを見せられる大人になったなんて
おばさんは嬉しい

保育園の仲間は、友達というより、一日のほとんどの時間を共に過ごした同志だ。
兄弟とか親戚に近いかもしれない。

親たちも、それぞれが都合が悪い時は、お互いに送ったり迎えに行ったりと助け合ってきた。


思い出すのは彼のお母さんに代わって迎えに行ったときのこと。

私の車の窓から、道端の雀たちを見て、「スズメはいいなあ~」とつぶやく彼。
「どうして?」と聞くと「おかあさんに怒られないから・・・」

どうやら、前日、何かやらかしたらしい。

「スズメだって悪いことしたらスズメのお母さんに叱られるんだよ」って言ったら、
「え」と心底驚いていた。

そのときのかわいい顔が忘れられない


G.Wに来てくれた時は、夕食時だったので、食べていく?と聞いたら「じゃあ食べる」とすぐに自宅にその旨電話する。

電話の向こうでお母さんは、うちが大丈夫なのか、っていうようなことを聞いているようだ。
「うん、大丈夫」と彼が答えると、すかさず長男が「それはお前が言うことじゃない」とツッコミを入れる。
そのやりとりがほほえましい。

保育園のスズメの話が、小学校の話になり、中学の部活や高校受験の話、やがて大学生になり、今では仕事の話になっている。

大人になったなあ~としみじみと思う。

彼以外の保育園仲間も、親の宴会に参加してくれたり、一緒に飲めなくても顔だけ出してくれたり、と昔と変わらず接してくれる。

自分の子供の成長だけでなく、同じ時間を共にしたほかの子供の成長もずっと見守って行けるなんて幸せなことだ。

自分が年を重ねて、なんとなく先が見えてきた今日この頃、どんどん大人になっていく彼らを見て、しみじみと幸せを感じる。

この先も、しみじみ思うことが増えるんだろうなあ、などと思いつつ・・・。

そして彼は、長男不在のまま、次男と3時間くらいゲームをして帰っていった。
また来てね~













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らしステップアップ講座終了

2018年04月19日 | 暮らし
昨年秋から毎月1回、6か月間通った「暮らしステップアップ講座」が終了した。

心地よい暮らしを手に入れるための行動プログラム、と称するこの講座は、毎月のテーマに従って思考を整理し、行動を起こしやすくする環境づくりを目指す。

そのわかりやすい行動が「片付け」だ。

住まいづくりの仕事をしているくせに、片付けの苦手な私は、5年ほど前に仕事のパートナーである妹に勧められて、一緒にライフオーガナイザーⓇ2級の講座を受講した。
そして、そのまま1級を受けることなく今日に至っていた。

理論はなんとなくわかっても実技ができないペーパードライバー状態だ。

今回この講座の開催を知って、ペーパードライバー講習を受けるような気持ちで参加してみた。

一般的な講座のように先生が前に立って講義をして、みんなでそれを聞く、というのではなく、講師の先生を囲んでテーブルにつき、時にはワークを交えながらディスカッションをする受講スタイルは眠くなることなく楽しみながら集中できる。

第1回の思考編から始まり、クローゼット、キッチン、リビング、書類と具体的な場所や物の片付け方のレクチャーを受け、最後に維持することと、時間を上手に使うことの大切さを学んで終了となった。

じゃあ、この6回で家の中のそれぞれの場所が夢のように片付いたかというと、そう甘いものではない。

けれど、以前にも書いたように(チャレンジ!オーガナイズ)、夢のように片付いた部屋もある。
講座のテーマにはなかったけれど、実は洗面所と、食品庫が片付いている。
考え方の基本は同じだから。

このプログラムでの基本的な考え方は「俯瞰」と「行動」だ。
現状を知り、覚悟を持って行動で埋める、を繰り返す。

このことを講座のたびに繰り返し聞いているうちに、ちょっと「俯瞰」ができる気になってくる。
片付けに限らず、色々なことを分析する癖がついてくる。
それがちょっと嬉しい。

スモールステップで達成感を感じて、習慣を作っていく、というのもいざやってみるとなかなか楽しい。

たとえば1日1個いらないものを捨てる、とか、たまっている化粧品やシャンプーなどのサンプルを毎日何かしら使う、超スモールステップを繰り返してみたら、洗面所がずいぶんすっきりした。

毎月の宿題の一つに「STEP-UP MEMORY」というのがあり、一日ひとつ幸せに思ったことをどんな小さなことでもいいから付箋に書いて貼る。
「目的地まで信号が全部青だった」とか「コインパーキングの機械が壊れていて料金がタダになった」とか書いてる私がちょっと情けない。
でも、一日を振り返って改めて思い起こすと、幸せとまではいかないまでも、いい気持になったことって結構ある。

受講期間後半になって、これが私の中で「幸せ」から「ありがとう」に変わった。
きっかけは「笑う巨塔」という舞台の劇中のセリフ。
奥さんへの小さなありがとうをいくつもいくつも書き連ねた手紙だ。

私より先に仕事から帰った長男がお風呂を洗ってくれたことへのありがとう。
夫が私の車にガソリンを入れておいてくれたことへのありがとう。
次男が洗濯物を取り込んでくれていたことへのありがとう。

私だって仕事をしてるんだからそんなの当然、と思わずに、ありがとうの気持ちで見るといろんなことが愛おしくなる。

講座を2回受講したところで、より興味が深まり、いきなりライフオーガナイザーⓇ一級の講座を受けてみようと思いたったのも大きな収穫だ。
毎月1回、計3回の受講後試験を受け、3月末に終了し、今は結果の発表を待っているところだ。

この宿題で、「チャレンジ!オーガナイズ」となったわけだが、ここで息子と一緒に片付けをしたことで、「一緒にやる」ってことの大切さを知った。
子供たちが小さな時からずっと仕事をしていたこともあり、「やりなさい」と言うばかりで一緒に行動しなかったために、当然わかってるだろうと思っていたモノの処分の仕方などが意外とわかっていなかったことに気づいた。
今さら、だ。
これにより、次男は捨てるものを選ぶ作業がびっくりするほどスムーズにできるようになった。
もっと早く気がついてあげればよかった、と反省すること然り・・・。

この半年間、たくさんのことに気づかせていただいた。

さて、次は最難関の私の仕事部屋を片付けなくては。

アンジェリュクスのスタッフの皆さん、お世話になりました。
せっかくの講座を「素敵な思い出」で終わらせないよう頑張ります。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーガナイズのおまけ

2018年04月02日 | 暮らし

先日、息子のオタク部屋をお片付けしたら、作り付けの本棚にずいぶん空きができた。
部屋にはもう使っていないPCラックがあったので、これは片付けがすんだら、市の家具リサイクルに引き取ってもらおう、と連絡先も確認した。

が、この週末、なにやら夫の動きが怪しい。

PCラックの上のプリンターを置く部分を取り外してる。
ヤマダ電機に行って、スタンドを買い、100円ショップで引き出しとかファイルボックスを買ってくる。

そして



夫コーナー完成❗

それまでは、ダイニングテーブルの回りに色々と置いていた。



夫グッズを移動したあとは



なんだかスッキリ❗

当の本人は、何度も夫コーナーの椅子に座ってはニマニマしている。

自分の城を夫に侵食された次男は不満げだ。

たったあれだけのスペースであんなに嬉しそうな夫を見ると、書斎を仕事部屋として占拠してしまった責任を少しだけ感じる。

一緒に片付けたことで、ちょっと要領がわかってきた次男は自室も片付け始めた。
思いがけないおまけがついてきた。

さて、次の難関、私の仕事部屋の片付けに挑まねば。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする