夏休みには赤本の世界史をやりはじめていいんですか?それとも12月くらいに全部の単元が終わってからにしたほうがいいですか?
というコメントに対する回答です。
夏休みには問題集をやりたいものです。できるだけ多くの問題演習をしたい。本屋でZ会などの問題集を2冊以上購入してください。以下はその勉強方法です。やらなければと思っていたことができるのが夏休みです。
① 古代史などといったように、教科書の分野ごとに問題が配列している問題集を 解いていきます。
② その時に大切なことは、「1分野に対して数冊を一気に解く」ことです。
③ いくつかの分野が混合している問題で、その完成度をチェックできます。たと えば、オリエント、ギリシア、ローマ、キリスト教が混合している「地中海世 界」の問題などがこれにあたります。中世だと「キリスト教史」など。
④ 赤本ですが、③のような問題も出題されていますから。赤本の最初の方のペー ジに書かれている年度毎の出題されたテーマをコピーしておくと便利です。 赤本も問題集として扱うことができます。
⑤ これらの学習は完全に覚えてから取り掛かる必要はありません。板書のプリントを覚えたかな?程度で十分です。
⑥ 解らなかったら回答をすぐにカンニングすることです。調べて、まとめて、ノ ート作り、などはまったく意味がありませんし、山川出版の「世界史サブノー ト」などはやるべきではありません。
⑦ 最後に、世界史がうまくいかなかった人は、赤本や問題集のうち穴埋めの問題 を多く解きます。青山学院大学のような下線部分の正誤判定は12月以降で結構 です。
最近の大学入試問題は非常に簡単になっています。英語・国語・世界史の学習時間の配分に工夫していく必要があります。
最新の画像[もっと見る]
-
王政復古~名誉革命期のオランダ・長老派議会との関係 1年前
-
イタリア戦争 1年前
-
近代主権国家 1年前
-
ピューリタン革命は特権階級の分裂 1年前
-
ブルボン朝 絶対王政の完成 1年前
-
アメリカ独立革命はなぜ、どこが革命なのか? 1年前
-
イスラム史年代暗記 1年前
-
西欧哲学の系譜 1年前
-
2020年慶応義塾大学経済学部問題 4年前
-
2016年上智大学TEAP(改)中南米©植民地の特徴 4年前