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古代インド史 青山学院大学

2011年09月17日 | 復習用入試問題
以下の文章を読んで,空欄a~hに適切な語を入れ、下線部分〔(1)~(4)〕について下記の設問に答えよ。青山学院

インド北東部ガンジス河流域において,紀元前6世紀,中流域の「a」国が,ビンビサーラ王の治下,台頭する。紀元前5世紀には,その子アジャータシャトル王が西北の有力国「b」を制圧するなど勢力を拡大し,ガンジス河流域における一大強国として発展した。また,仏教,(1)ジャイナ教もこの王国で成立している。 
 「a」国は,紀元前4世紀後半,マハーパドマによって創始された[c]朝によって軍隊・行政機構が整備され,版図もガンジス河全流域を越えて拡大した。しかし,[c]朝は短命で,紀元前317年頃,チャンドラグプタによって倒され,マウリや朝が開かれた。彼は,アレクサンドロス大王の死によって混乱していたインダス河流域を併合し,インド南部のデカンに進出した。そして,マウリや朝は,第3代「d」王の時代に,デカン東部の「e」国を征服し南端部を除くインドのほぼ全域を統一する。この[e]戦争の惨状から,王は征服による統治ではなく[f](法)の政治を基本方針とすることとなった。また,(2)彼が帰依しその保護者となった仏教は,これによってほぼ全インドに普及していった。
 マウリや朝は,[d]王の死後,約50年後の紀元前180年頃に滅亡した。その後,約500年後に,ガンジス河中流域を基盤として,北インドの覇権を握った王朝が再び出現する。320年頃,チャンドラグプタ1世によって創始されたグプタ朝である。この王朝は,第3代チャンドラグプタ2世王の治下に最盛期を迎え,首都[g]は繁栄し,(3)サンスクリット文学等の文化が発展した。また,グプタ朝の時代は,ヒンドゥー教の興隆期であり,王の多くが維持神である[h]の信奉者であった。しかし,グプタ朝は5世紀後半頃から衰退していく。
 その後,北インドは,7世紀前半に,ハルシャ=ヴァルダナ王によってほぼ統一されるが,(4)この王国は,彼の死後,弱体化していった。


(1) ジャイナ教は主にどのヴァルナで広まっていったか。
(2)(イ)この王の時代に行なわれた戒律確認のための会議は,第3回の何と呼ばれているか。
(ロ)彼の王子マヒンダによって仏教が伝えられたとされる地で,当時デーヴァーナンピヤ=ティッサ王が統治していたのはどこか。
(3) サンスクリット文学を代表する人物で,戯曲「シャクンタラー」を著したのは誰か。
(4) ターネーサルから移ったこの王国の首都はどこか。

正解
マガダ コーサラ ナンダ アショーカ カリンガ ダルマ パータリプトラ
ヴィシュヌ神 ヴァイシャ 仏典結集  スリランカ カーリダーサ
カナウジ

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