観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日は22種2,600羽のシギ・チドリが飛来していました。

2023-05-06 18:36:10 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時46分 潮位244cm

今日の干潮時間11時46分 潮位 31cm

 

今日の藤前干潟は大潮を迎え、昨日より最大干潮時は11cm潮位が低く、短時間で干潟が広がっていきました。

明日は雨の天気が予想され、連休最後のシギ・チドリの渡りを楽しむ野鳥観察者やカメラマンがシマアジやサルハマシギなどに多く集まっていました。

 

今日は毎月行っている藤前干潟周辺鳥類調査の日でした。

ここ数日は1~2人でカウントをしていましたが、一昨日ぐらいから潮位の低い日になっていき、干潟を頻繁に移動する鳥たちのスピードにに合わせてカウントがし辛くなってきていました。

今日は多い人数の調査で各調査地点でそれぞれカウントを行えたので、いつもよりも種類も数も多く確認できています。

ただ、干潟の干出に合わせて、シギ・チドリ達が移動していくので大潮の日のカウントは大変です。

それでも30年以上前に比べればシギ・チドリの飛来数も種類も年々減少している為、悲しいことですがカウント時間も短くなって楽になってしまいました。

そんな忙しい状況だったので今日の野鳥写真は、ここ数日頻繁に干潟に上陸しているカンムリカイツブリと2羽のオグロシギのみです。

このカンムリカイツブリは最近干潟で立ち上がっていたり、寝ている姿をよく目にします。

オグロシギは最大干潮時間には他のシギ・チドリと共に藤前地区の干潟に移動していきました。

 

また、今日は藤前干潟活動センターで開催された「藤前干潟生きものまつり」に出展してきました(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)。

心配されていた雨は降らず、陽が射して暑い時間帯もありました。

干潟観察会に多くの家族連れが訪れており、とてもにぎわっていました。

野鳥観察館のブースではミニデコイの色塗りを行いました。

この他、土岐川・庄内川源流の森委員会による間伐材のマイ箸作り、土岐川観察館の生きもの展示、南陽高校のブースなどがあり、

正午過ぎには尾張新次郎太鼓のステージもありました。

 

大型連休最終日の明日は雨が予想されていますが、雨の日でもシギ・チドリは飛来します。

野鳥観察館の館内からは雨でも観察できます

また、明日は愛鳥週間イベントの「藤前干潟の野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」等を開催します。

※5月7日(日)の「野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」は募集を締め切りました。

※「野鳥観察会」についてはお天気が良いときは通常は屋外で観察を行いますが、雨天時等は外に出ず、屋内のみで野鳥観察を行います。

 

今日の藤前干潟周辺鳥類調査で確認できた主な野鳥 
カンムリカイツブリ53、カワウ1,010、ササゴイ2、ダイサギ67、チュウサギ1、コサギ30、アオサギ48、マガモ11、カルガモ32、コガモ29、オカヨシガモ2、ヒドリガモ21、オナガガモ7、シマアジ9、ハシビロガモ9、ホシハジロ41、キンクロハジロ62、スズガモ91、ミサゴ10、トビ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、オオバン6、コチドリ6、シロチドリ2、メダイチドリ1、ダイゼン50、キョウジョシギ2、トウネン330、ハマシギ1,941、サルハマシギ3、コオバシギ1、エリマキシギ2、オオハシシギ4、アカアシシギ2、コアオアシシギ5、アオアシシギ74、キアシシギ53、イソシギ7、ソリハシシギ1、オグロシギ2、オオソリハシシギ13、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ78、タシギ2、ユリカモメ1、セグロカモメ2、コアジサシ167   他 合計70種 4,551羽

 

明日の満潮時間 6時14分 潮位243cm

明日の干潮時間12時53分 潮位 15cm


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5月の渡り鳥調査隊を実施し... | トップ | 「愛鳥週間イベント2023」あ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

春の藤前干潟」カテゴリの最新記事