観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

「愛鳥週間イベント2023」ありがとうございました。

2023-05-10 23:25:38 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時53分 潮位219cm

今日の干潮時間14時58分 潮位 38cm

 

大型連休が終わりましたね。

今年はコロナの感染対策が大きく緩和されたことなどもあったようで、大型連休中には多くの方の来館をいただき、

また、大型連休後半は潮が良かったことから「愛鳥週間イベント」を開催し、なかなか忙しい大型連休となりました。

(※愛鳥週間は「今日(5月10日)から16日まで」ですが、潮の良い休日にイベントを行いました。)

 

大型連休最終日の5月7日(日)は、「愛鳥週間イベント2023」のメインイベントの「野鳥観察会」と「野鳥のおはなし」を実施。

あいにくの雨、しかも一日中しっかり降ったため、野鳥観察会は屋外ではなく屋内からの観察になりましたが、それにも関わらず非常に多くの方が足を運んでくださいました。

雨ではあったものの多数のシギ・チドリが訪れ、雨だったからこそシギ・チドリの干潟から干潟への移動がゆっくりでじっくり観察できたのが幸いでしたし、

みなさん、非常に熱心に観察されていました。

7日(日)の野鳥観察会は、望遠鏡や双眼鏡のメーカーであるコーワ(興和オプトロニクス株式会社)さんから望遠鏡や双眼鏡を貸出していただき、

見やすい機器を使って野鳥観察を行うことができました。コーワさん、ありがとうございました。

野鳥観察後は鳥合わせで見られた鳥の種の確認と説明を行いました。

7日の野鳥観察会では、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、スズガモ、ミサゴ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギ、オオソリハシシギ、ダイシャクシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ を観察できました。

 

午後からは「野鳥のおはなし」を実施。

愛知県を拠点にアートを通じて自然を伝える活動をしているエリオット・ヘイグさんと澤田奈々さんをお招きして、

エリオットさんの出身地であるイギリスの野鳥とその環境・ランドスケープの変化についてお話いただきました。

昨年、エリオットさんと澤田さんは稲永ビジターセンターで展示をしたり、夏休みイベントのワークショップの講師をしてくださったりもしています。

お話はエリオットさんがイギリスで撮影した美しい風景写真などを見ながら進み、イギリスの産業とランドスケープの変化、そして野鳥の変化についてのお話もありました。

また、イギリスでは自然や野生生物を保護する多くの団体が活発に活動しているということで、その活動内容についても紹介がありました。

見聞きしたことのないお話ばかりで非常に興味深かったですし、環境をどのように守るのか、維持するのか、はたまた人の手を入れるのかなど、いろいろと考えさせられました。

エリオットさん、澤田さん、ありがとうございました。

そして、愛鳥週間イベントに参加いただいたみなさま、スタッフ・協力いただいたみなさまもありがとうございました。

 

大型連休が終わり、当館の愛鳥週間イベントも写真展以外は終わりましたが、愛鳥週間(5/10~16)は今日からです。

また、まだまだ春の渡りは続いており、シギ・チドリたちも藤前干潟に飛来しています。

引き続き藤前干潟へお越しいただけたらと思います。

 

★4月22日(土)~5月28日(日)「愛鳥週間写真展2023」@名古屋市野鳥観察館2階

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ161、ダイサギ31、コサギ6、アオサギ15、マガモ3、カルガモ6、オナガガモ2、スズガモ14、シマアジ2、ミサゴ1、ダイゼン38、トウネン214、ハマシギ1,045、サルハマシギ4、アオアシシギ22、オグロシギ2、オオソリハシシギ11、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ35、セグロカモメ1、コアジサ90

 

明日の満潮時間 8時40分 潮位204cm

明日の干潮時間15時59分 潮位 54cm


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