観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

朝から夕方までミサゴ

2018-02-09 19:43:15 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 5時50分 潮位119cm
今日の満潮時間11時47分 潮位171cm

 

今日は雲はありましたが、暖かい穏やかな日で、稲永公園をウォーキングや散策されている方も多く見かけました。

潮が悪かったので、シギ・チドリはあまりよく観察できませんでしたが(今日観察できたシギ・チドリ:シロチドリ37、ダイゼン23、ハマシギ51+、イソシギ1、ダイシャクシギ5)、今日は朝から夕方までとにかくミサゴをよく観察できる日でした。

 

朝、開館直後には、野鳥観察館近くの松の枝にミサゴがとまっているのを発見。いつもと同じ枝にとまっていました。

今までは夕方にしか観察できていなかったのですが、今朝は順光だったので、しっかり見ることができました。

 

 

その後、ミサゴは午前中も、たまに藤前干潟上空を飛んでいましたが、午後になって干潟が現れ始めた頃、4~5羽のミサゴが集まってきて野鳥観察館前の庄内川上流を旋回し始めました。

川が浅くなって魚が集まってきたところを狙ってきたようで、どのミサゴも下を向いて、獲物に狙いを定めようとしています。(昨日、スナメリが庄内川まで上ってきたことからも、どうも、春が近づき、魚の群れが川まで入ってきているようです。)

魚に狙いを定めると・・・、

翼を半分ほどたたんで、頭から急降下。 

最後は足を・・・、 

前に突き出して、水の中へ豪快に飛び込みます。

飛び込んだ後、水面に浮上し、さらに飛び上がるのは、いつも大変そうです。

 

何も捕まえられずに失敗することの方が多かったですが、ボラを捕まえるているところも数回観察できました。

 

ミサゴが狩りをしているうちに、カワウの群れが同じ魚の群れを狙ってやってきて、さらにはそれにつられて、サギやカモメの仲間も次々集まってきて、野鳥観察館前は一時、騒然としました。

 

そんな賑やかだった庄内川河口でしたが、夕方の閉館直後はすっかり静かになり、1羽のミサゴが庄内川の中程にある杭の上で夕日を浴びながら、休んでいました。

 

寒かった1月から先週までは、ミサゴの飛来数が3~4羽という日もありましたが、今週は少し増えて10羽以上が飛来しています。

残念ながら明日はお天気が崩れるようですが、ミサゴの狩りは見られるでしょうか。

 

明日の干潮時間 7時49分 潮位126cm
明日の満潮時間13時23分 潮位166cm

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