観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

チュウシャクシギとコアジサシが多数飛来しました。

2022-04-23 21:18:48 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

 

※お隣の稲永ビジターセンターは3月9日(水)~4月28日(木)まで臨時休館しています(※延長しました)。

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藤前干潟

今日の干潮時間 4時17分 潮位150cm
       17時14分 潮位 69cm

今日の満潮時間 9時29分 潮位190cm

 

大潮から一週間過ぎて、今日は小潮です。

干潮時間は夜明け前で、太陽が昇り始める頃には潮が満ち始めていました。

引き初めの干潟には多くの鳥たちが集まりますが、満ち始めの干潟の観察は当たり外れが多く、今日は初めはチュウシャクシギが1羽だけ、満ち始めた干潟でカニを探していました。

それでもあきらめずに待っていると、チュウシャクシギが少しずつ集まってきました。

秋の渡りよりも春の渡りの際に、多くのチュウシャクシギが飛来します。

そして、カニを奪い合って争うチュウシャクシギもいました。

結構、激しいです。

 

干潟には、婚姻色が出て目先や足の指が赤色になったコサギや、同じく婚姻色が出てくちばしが黒く、目先が青色のダイサギも集まっていました。

賑やかな干潟です。

国道23号の鉄塔には、カワウの巣があるのが見えました。1月下旬から巣作りを始めたカワウもいますが、繁殖は順調に進んでいるでしょうか。

 

さて、その後、開館して、お昼頃になってくると風がとても強くなってきました。

再び、干潟が干出して、シギ・チドリやサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、そしてコアジサシが飛来してきました。

あまりにも風が強いので、コアジサシやハマシギが飛ぶと、風にすごい勢いで流されていきました。

それでも、一生懸命飛び、魚を捕まえるために、川にダイブしていました。

今日は50羽以上のコアジサシが確認できました。無事、繁殖できる営巣地がみつかることを願います。

 

【愛鳥週間写真展2022のご案内】

今日から「愛鳥週間写真展2022」が始まりました(共催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)。

応募いただいたみなさんの力作が揃いました。

野鳥観察館の2階で、5月29日(日)まで開催しています。

ぜひ。足をお運びください。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ28、カワウ146、ササゴイ1、ダイサギ14、コサギ22、アオサギ6、ヘラサギ1、クロツラヘラサギ1、マガモ3、カルガモ12、コガモ5、ヒドリガモ17、オナガガモ6、キンクロハジロ13、スズガモ565、ミサゴ1、ダイゼン47、トウネン5、ハマシギ879、オバシギ5、アオアシシギ4、キアシシギ1、オオソリハシシギ16、チュウシャクシギ66、セグロカモメ2、コアジサシ53

オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、クロツグミ、スズメ、キジバト、カワラヒワ、ハクセキレイ、シジュウカラ、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間 6時46分 潮位173cm

明日の満潮時間11時17分 潮位152cm


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