観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

初干潟

2022-03-05 23:54:36 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

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藤前干潟

今日の満潮時間 7時43分 潮位238cm

今日の干潮時間13時42分 潮位 43cm

 

今日は14時過ぎ頃まではとても穏やかで暖かな日でした。

そして、お昼過ぎにはとても広い干潟が出ました。

今年は寒い、寒いと思っていましたが、ようやく春になったと実感します。

3月に入り、カモの中でも渡りが早いオナガガモが急激に減りました。

護岸沿いの干潟にはオナガガモの姿はなく、コガモの群れが採餌していました。

 

そして、今日は稲永ビジターセンターで「初干潟」を楽しむ観察会が行われました(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)。

初干潟とは、春になって気温が上がり、干潟の泥の中の生きものが動き出した干潟に初めて入ることを意味しています。

観察会の場所へ行くと、本当に干潟が広く出ていました。

天候もバッチリで、風も無く、暖かだったので、干潟の上ではカニが活発に動いていました。

ヤマトオサガニ↓。

足元にはチゴガニのカニの巣穴もいっぱい↓。

白いハサミが目立つチゴガニ↓。

今日は、この場所では近年減少していると思われるゴカイの仲間がたくさんみつかりました。

さらには、クラゲがたくさん漂着していました。恐らくドフラインクラゲではないかということでした。

この他、ソトオリガイ、ヤマトシジミ、タカノケフサイソガニ、ヒラムシの仲間、カワザンショウガイの仲間、ヒロクチカノコ、コウロエンカワヒバリガイ、マハぜ、トビハゼなどがみつかりました。

今日は想像以上に多くの種類の生きものが見つけられ、参加者の皆さんはとても楽しんでいましたし、スタッフも久しぶりの干潟を堪能しました。

やっぱり、干潟って楽しい!という思いを新たにできた日でした。

干潟のベストシーズンはこれから。

春のシギ・チドリもしばらくするとやって来るはずです。

待ち遠しいです!

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ30、カンムリカイツブリ288、カワウ109、ダイサギ1、コサギ23、アオサギ4、ツクシガモ2、マガモ6、カルガモ10、コガモ13、ヒドリガモ12、オナガガモ72、ホシハジロ3、キンクロハジロ57、スズガモ662、ホオジロガモ3、ミサゴ9、ダイゼン47、ハマシギ205、イソシギ3、ダイシャクシギ1、ユリカモメ143、セグロカモメ8、オオセグロカモメ2、カモメ31、ズグロカモメ34

ハクセキレイ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キジバト

 

明日の満潮時間 8時05分 潮位231cm

明日の干潮時間14時11分 潮位 43cm


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