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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

第3回朝察 3日目

2023-09-25 23:48:00 | 秋の藤前干潟

今日は月曜日のため、野鳥観察館は休館日です。

藤前干潟

今日の干潮時間 8時25分 潮位 71cm

今日の満潮時間14時58分 潮位218cm

朝察1日目と2日目は明け方の東の空に薄い雲がかかっていましたが、今日は雲もなく明るくなるのが少し早い日でした。

それでも毎日少しづつ日が昇るのが遅くなるのを感じます。

干潟が干出した明け方の干潟は、今日も空っぽです。よく探すとオオソリハシシギが葦原の陰に1羽。

そしてセイタカシギが3羽水際で休息していました。

自分が鳥を見るのを始めたうん十年前ならセイタカシギは珍しい野鳥でした。

今は各所で繁殖し、場所によってはほぼ年中観察できるようになって、近年ではあまり珍しい鳥ではなくなりましたが、藤前干潟では年に数度観察できる位です。

ただ最近になって名古屋市内の一部で繁殖が確認でき、そこでは年々繁殖個体数を増やしています。

セイタカシギの繁殖を見ていると、ケリのように外敵が来ると繁殖に参加していない個体も含めて、みんなでモビングをして必死に巣や雛を守ろうとしています。
こんな鳥だからこそ、繁殖地が着実に増えていくのと思います。

今日も、手前に鳥たちが飛来する前に導流堤の干潟にいる鳥たちのカウントします。

カウントは近くにいる鳥を数えるよりも、遠くにいる時に数えた方がはるかに楽です。

訳の分からない種類は近くないと難しいですが、トウネン・ハマシギ位なら何とかなります。

特に、午前中の光の良い日なら先端まで2.0km先のトウネンも無理やり数えています。

上流に飛来していたトウネンがハヤブサに追われて左岸まで逃げてきました。

今日も、若いハヤブサはトウネンを捕まえられませんでした。
何処かで他の鳥を捕っているとは思いますが、心配になります。

これからミサゴが増えてくると、今年生まれと思われる若いミサゴも増えてきます。
その若いミサゴも何度でも水面に飛び込みますが魚を捕える事が出来ず、他のミサゴが魚を捕ると追いかけまわして獲物を横取りしようとする姿をよく見ます。

先ほどのハヤブサが向かっていったのか、導流堤の干潟に居たシギ・チドリ達も飛び立ちました。

そして何度も旋回した後、こちらに向かって飛んできます。

昨日とほぼ同数のダイゼンやハマシギです。

写真だけ見ていると多くいそうですが、
ここのところ毎回ブログに貼ってある同じ群れなどなので、飛来数は凄く少ないです。

そして昨日と同じく少し遅れてオグロシギも飛来しました。

本当は1羽だけじゃなくて、群れで飛来する姿を見たいものです。

 

毎日少しずつ日の出の時間が遅くなって来ました。
水曜日からは干潮時間が10時過ぎで、干潟の干出する時間も出かけやすい8時以降になります。

干出時間に間に合えばもう少しアオアシシギやコアオアシシギ・ソリハシシギ等の種類も観察しやすくなると思います。

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ1,325、ダイサギ44、コサギ16、アオサギ55、マガモ44、カルガモ449、コガモ283、オナガガモ115、シマアジ7、ハシビロガモ3、ホシハジロ8、スズガモ7、ミサゴ14、トビ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、シロチドリ7、ダイゼン25、トウネン51、ハマシギ151、オバシギ3、イソシギ4、アオアシシギ6、ソリハシシギ4、オオソリハシシギ1、オグロシギ1、セイタカシギ3、ウミネコ136、セグロカモメ2、クロハラアジサシ2他

ムクドリいっぱい、コムクドリたくさん

 

 

明日の干潮時間 9時34分 潮位 53cm

明日の満潮時間16時31分 潮位237cm

コメント
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