観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

片足のハマシギ

2021-04-08 19:41:22 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の潮時間10時19分 潮位 98cm

今日の満潮時間16時01分 潮位196cm

 

今日は雲が少し多めで、気温も先週の暖かかった日々のようには上がりませんでした。

今日は久しぶりに稲永公園の広い範囲を歩きましたが、ハナミズキがきれいに咲いていました。

干潟を見に行くと、ハマシギを多数観察できました。ハマシギたちは小さな群れで時々移動し、餌場を変えていました。

多くのハマシギはお腹に黒色の斑点があるように見え、夏羽(腹部が黒くなる)に徐々に換羽しているようです。

ダイゼンも観察できましたが、ダイゼンの中にも白色と黒色の夏色の羽色に換羽が進んでいる個体がいました。

また、ユリカモメがハマシギの捕ったゴカイを狙ってしつこく追い回していました。

また、昨日は見られなかったオオソリハシシギ2羽も観察できました。(赤色のオオソリハシシギのオスなども別の場所で見られました。)

また、野鳥観察館近くの干潟では、先週から片足のハマシギが観察されています(複数の方から情報をいただきました)。

今日も同じ場所で1羽のみで餌を器用に捕っていました。

なぜ、このハマシギが片足を失ってしまったのかはわかりませんが、釣り糸や釣り針などのごみで怪我をしたと思われる鳥たちは藤前干潟でも頻繁に観察され、悲しくなります。

(※片足のハマシギの写真は来館者の方から提供いただきました。)

 

閉館前後の夕方の時間帯には、ハマシギが群れになって飛び回っている光景が見られました。今日も1,000羽以上のハマシギをカウントしています。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ73、カワウ81、ダイサギ6、コサギ7、アオサギ6、マガモ1、カルガモ134、コガモ13、ヒドリガモ16、オナガガモ1、ハシビロガモ1、キンクロハジロ47、スズガモ404、ミサゴ4、ハジロコチドリ2、シロチドリ2、ダイゼン18、ハマシギ1,037、オオソリハシシギ4、コアオアシシギ3、イソシギ1、ユリカモメ66、セグロカモメ7、カモメ6、ズグロカモメ3

キジバト、モズ、カワラヒワ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、シジュウカラ、ウグイス、ハシボソガラス、ツバメ

 

明日の潮時間10時51分 潮位 79cm

明日の満潮時間16時42分 潮位212cm

コメント
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