観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

蒸し暑い一日

2019-09-06 19:22:26 | 秋の藤前干潟

◆明後日9月8日(日)は、駐車場が混雑します◆

9月8日(日)は、稲永公園にある稲永スポーツセンターおよび港サッカー場にて、運動会やサッカーの大きな大会(メニコンカップ2019)が開催されるため、稲永公園の駐車場と稲永公園周辺がとても混雑する予定だそうです。

特に車で野鳥観察館(稲永公園)にお越しになる計画を立てている方は、ご注意ください。

(今週末は台風15号の影響も心配です・・・。)

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藤前干潟

今日の満潮時間11時22分 潮位195cm

今日の干潮時間16時34分 潮位146cm 

 

台風が近づいているせいでしょうか。なんとも蒸し暑い日が続きます。 

今日は潮の引きが悪く、あまり広い干潟は出ておらず、また、早朝ハヤブサが観察されたためか、シギ・チドリが少なかったのですが、夕方近くになるとシギ・チドリの群れが入ってきました。

今日観察できたシギ・チドリは、ダイゼン1、トウネン120、ハマシギ48、キリアイ3、オバシギ4、イソシギ3、アオアシシギ8、ソリハシシギ10、オオソリハシシギ3、ホウロクシギ7、チュウシャクシギ2 でした(潮が悪かったため、全数には遠い数字だと思われます)。

また、早朝にカラシラサギを撮影された来館者の方がいらっしゃいました。

 

さらに、庄内川左岸を歩いていると、堤防にイソヒヨドリが見られました。

稲永公園内では、水浴びをするカワラヒワたちも見られました。

今年の暑さのピークは過ぎたようですが、まだまだ日によって蒸し暑さもあり、水浴びの様子は涼しげですね。

 

また、こちらは先週に撮影されたチョウゲンボウ。2羽で遊びのけんか(?)をしていたそうです。

チョウゲンボウはタカではないですが・・・、そろそろ秋のタカの渡りが気になる季節になってきましたね。

(※今日の野鳥写真は全て、来館者の方から提供いただきました。)

 

 

さて、現在、名古屋市は来年3月にオーストラリアのジロング市に派遣する中学生の募集をしています。

名古屋市は、ラムサール条約登録湿地をともに持つジロング市と湿地提携をしており、2年に1回、ジロング市に中学生を派遣しています。

今年度は中学生を派遣する年で、この派遣中学生の募集が開始されています(募集締め切りは9月29日、問い合わせ先は名古屋市環境学習センター(TEL:052-223-1067))。

詳細は、名古屋市ウェブサイトや、野鳥観察館や稲永ビジターセンターなどに置いてあるチラシをご覧ください。

 

また、これに関連して、野鳥観察館(2階)ではオーストラリアの野鳥の写真などを展示しています。

この写真は、過去に野鳥観察館のスタッフが上記のジロング市への中学生の派遣に随行した際に撮影したものです。

コクチョウやペリカン、キバタンなど、日本では動物園などの飼育下で見る鳥を、オーストラリアの自然の中で見ることができたときは感動しました。

また、来館者の方から人気なのはオーストラリアガマグチヨタカの写真です。

ジロング市への派遣事業のパネルなども展示しています。

 

さらに、すでにご案内していますが、稲永ビジターセンター2階の会議室で、藤前干潟の野鳥の写真展を開催しています(9月29日(日)まで。主催は藤前干潟ふれあい事業実行委員会。)。

この写真展も、上記のジロング市への派遣中学生募集時期にあわせて稲永ビジターセンターでの展示時期を決めました。

(※展示している写真は、今年の4月27日(土)~5月26日(日)に、名古屋市野鳥観察館で実施した愛鳥週間写真展「藤前干潟の野鳥」で一般のみなさんから募集・展示したものと同じです。また、この写真は11月に名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)でも展示予定です。)

展示会場である稲永ビジターセンターの2階の会議室は奥まっていて少々分かりにくいのですが、稲永ビジターセンターの2階入り口の脇を奥に進むと、会議室(展示会場)があります。

野鳥観察館と稲永ビジターセンター(さらには、藤前活動センター)にあわせて来ていただくと、藤前干潟やオーストラリア・ジロング市のことをいろいろ知ってもらえると思います。 

 

明日の満潮時間13時18分 潮位188cm

明日の干潮時間18時21分 潮位162cm 

コメント
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