観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋の渡りは1回目のピークを迎えつつあります。

2017-08-24 20:25:52 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時15分 潮位256cm
今日の干潮時間13時33分 潮位 44cm

 

今日は天気が良く、とても暑い日でしたが、多くのバードウォッチャーやカメラマンが稲永公園に訪れ、汗を流しながら干潟のシギ・チドリの観察をしていました。

 

熱中症対策として水筒を持って、引き潮の時間帯に干潟を見に行ったところ、いろいろな種類のシギ・チドリなどを見ることができました。

干潟についてまずみつけたのはオバシギ。写真の右の個体は足に黒色と黄色のフラッグをつけていました。ロシアのカムチャッカで放鳥された個体と思われます。オバシギは、今日は6羽をカウントできました。

ヨシ原の近くでは約20羽のアオアシシギが餌を探していました。

ダイゼンとソリハシシギの群れも観察できました。後方には、シギたちのいる干潟に向かって追い込み漁をしていたのカワウの群れ。 

カワウはそのまま干潟に上がってきて、大きく翼を広げ、羽を乾かしていました。

チュウシャクシギは、ヤマトオサガニを捕まえるのに走り回っていました。

一番近くで観察できたのはキアシシギ(左)とアオアシシギ(右)でした。

さらに、今日はオグロシギ2羽も久しぶり(7月半ば以来)に確認できました(左端と右端がオグロシギ、その他はトウネンとオバシギ)。

上の写真は雲が通過していくところだったので色のない写真になりましたが、オグロシギはまだお腹に黒い縞がありました。

昨日のホウロクシギ、ハマシギの飛来に続いて、オグロシギ、コアオアシシギも飛来し、シギ・チドリの種類が増えてきて、干潟の野鳥観察がより一層楽しくなってきました。

秋のシギ・チドリの渡りは1回目のピークを迎えつつあります。

まだまだ暑いですので熱中症対策をして(堤防の上は照り返しもあってとても暑いです)、双眼鏡、できれば望遠鏡を持って(シギ・チドリの識別がしやすくなり、観察がより楽しくなるはずです)、ぜひ、秋の渡りを見にお越しください。

 

今日の最後は野鳥観察館前の水たまりにやってきたシジュウカラの幼鳥。親と一緒に4~5羽の群れでやってきました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ333、ダイサギ35、コサギ12、アオサギ30、マガモ104、カルガモ131、スズガモ1、ミサゴ12、トビ1、コチドリ2、メダイチドリ14、ダイゼン73、ケリ1、トウネン10、サルハマシギ1、オバシギ6(内、フラッグ付1)、コアオアシシギ1、アオアシシギ26、キアシシギ4、ソリハシシギ65、オグロシギ2、オオソリハシシギ1(♂)、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ9、ウミネコ128

 

明日の満潮時間 7時53分 潮位247cm
明日の干潮時間14時03分 潮位 62cm

コメント
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