観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

昨日のご報告

2017-08-16 23:44:11 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 6時21分 潮位 89cm、18時30分 潮位145cm
今日の満潮時間12時55分 潮位198cm
※今日は休館日です。

 

ここ最近は、梅雨のように雨が降る日が多く、なかなか気持ちよく晴れませんね。

昨日もどんよりした曇りで、時々雨が降ったりし、干潟へ野鳥観察に行くタイミングがみつけられませんでした。

こんな中でしたが、昨日は夏休みの宿題として館内から藤前干潟の野鳥観察を熱心にしている小学生や、藤前干潟の野鳥の飛来数を調べている学生さんなどの来館がありました。

 

野鳥観察館の前ではカワウがアカエイを食べているところを4回も観察することができました。

カワウはかなり苦労してアカエイを飲み込んでいました。そして、この光景を見ると、毎回、アカエイのトゲが刺さることはないのかと心配になってしまいます。

 

また、昨日はお隣の稲永ビジターセンターで、「プランクトンネットを作ろう!(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)」というイベントが開催されていたので、少し見学してきました。

ストッキングなどを用いてプランクトンネットを作った後、庄内川でプランクトンネットを引き、採取したプランクトンを顕微鏡で観察していました。

カニのゾエア幼生などの動物プランクトンの他、植物プランクトンも観察できたそうです(※詳しくはこちら(藤前干潟を守る会のブログ))。

私も少し見せてもらったのですが、普段は見えない生き物を見ることができて、少し感動しました。

プランクトンネットを引いているところ↓(川に落ちることのないよう気を付けて行っています)。

 

 

さらには、その後、来週の22日に同じく稲永ビジターセンターで開催予定の「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器つくり~」の準備をお手伝いしてきました。

22日に向けて準備する環境省名古屋自然保護官事務所のアクティブレンジャーさんたち↓。

このイベントは今年で3回目ですが、作る楽器の材料集め、講師との打合せなど、毎回、様々な準備が必要なのですが、昨日で準備もほぼ終わって、あとは前日のリハーサル&最終打合せを残すのみ。参加者のみなさんに楽しんでもらえるよう、準備万端で臨む予定です。

この「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器つくり~」ですが、応募締切は過ぎましたが、まだ定員に若干の余裕があるため継続で参加者の募集を行っています。興味のある方はぜひお問い合わせください。

↑「カキ殻とヨシのウィンドチャイム」や「ペットボトルのシェイカー」などを作りますよ。

【干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器つくり~】
 日時:8月22日(火)10:00~12:00
 場所:稲永ビジターセンター (野鳥観察館の隣)
 対象:小学校1年生から3年生(保護者同伴)
 定員:20名(応募者多数の場合は抽選)
 参加費:無料
 申込み先:メール、はがき、FAXにて名古屋自然保護官事務所まで
     〒455-0845 名古屋市港区野跡4-11-2 稲永ビジターセンター内
     TEL 052-389-2877 FAX 052-389-2878
     Eメール WB-NAGOYA@env.go.jp
 締切:8月12日(土)(※定員に達するまで継続募集しています。)
 主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
 ※内容や申込み方法、問合せ先等の詳細はこちら(名古屋市HP)

 

 

昨日(8月15日に)観察できた主な野鳥 カワウ575、ダイサギ62、コサギ25、アオサギ25、マガモ63、カルガモ244、ホシハジロ11、スズガモ11、ミサゴ5、シロチドリ4、ダイゼン45、トウネン5、アオアシシギ19、キアシシギ1、イソシギ2、ソリハシシギ78、オオソリハシシギ2、チュウシャクシギ16、ウミネコ45 

※明日から今週末にかけて潮が良くなっていきます。シギ・チドリが観察しやすくなるはずです。 


明日の干潮時間 7時48分 潮位 80cm
明日の満潮時間14時43分 潮位207cm

コメント
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