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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今春初、オバシギが飛来しました。

2017-04-08 15:52:07 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時31分 潮位215cm
                    16時35分 潮位210cm

今日の干潮時間10時38分 潮位 76cm

 昨日は開館時間頃にハマシギの群れが左岸に短い時間だけ入ったので、雨に降られる覚悟で早朝の干潟に向かいました。

幸い雨には降られませんでしたが、薄暗く湿った天気で対岸の南陽処分場の煙突も見えません。

 干潟にはカモの姿も少なく、ユリカモメとカモメの群れが目立ちました。先週までなら数は少なくなったもののズグロカモメも観察できましたが、今日の左岸では見つけることはできませんでした。

 しばらくして、やっとダイゼンが1羽、干潟に飛来しました。

 干潟を歩き回りながら好物のゴカイを見つけています。

 対岸の導流堤の干潟もガスって見えなくなったし、このまま待ってても群れが来るの分からないしと思い、戻ろうとした頃に、やっとシギの群れが干潟に向かってきました。

 最近は大きな群れが入っても距離が遠い上に、頻繁に藤前干潟から群れが抜けたりしています。
毎年のことですがシギ・チドリのピークを迎える前の3月下旬から4月中旬までのこの時期は、シギ・チドリの数も種類も少ない上に、日ごとに数のムラがあって観察館日記の記事にも困ります。

 導流堤の干潟に降りているときは分かりにくいのですが、ハマシギは少しずつお腹が黒くなってきていて、夏羽への換羽が始まっている個体が多くなりました。

ハマシギと一緒に入ってきたダイゼンも、一番上の写真のダイゼンと比べると少し夏羽への換羽が始まっていました。

しばらくすると、群れは再び導流堤の干潟に向かいました。

この頃には、さっきまで辛うじて見えていた対岸の南陽処分場も霞んで見えなくなりました。

観察館まで戻って9時を過ぎる頃には導流堤は全く見えなくなり、観察館前は真っ白に霞んでしまいました。

干潮時間が終わってお昼を過ぎる頃には、干潟を蔽っていた霧も晴れて曇りの天気になりました。

導流堤の干潟では4日に飛来したツルシギや5日に飛来したホウロクシギも観察できました。

 また13時過ぎには今季初のオバシギが6羽観察できました。

 天気の悪い日には、望遠鏡で見ても、写真を撮っても色がはっきりしなくて、来館者も少なくなりますが、雨の日や今日のような天気の方が飛来する鳥が多くなり、逆に天気が良い日は干潟から鳥は抜けることが多くなります。

天気予報を見ると、しばらく、晴れの日は望めなさそうですが、そんな日こそ春のシギ・チドリを探しに野鳥観察館にお出かけください。

今日観察できた主な野鳥  カンムリカイツブリ16、カワウ67、ダイサギ19、コサギ10、アオサギ9、マガモ15、カルガモ5、コガモ173、オカヨシガモ12、ヒドリガモ50、オナガガモ12、ハシビロガモ9、ホシハジロ1、キンクロハジロ73、スズガモ658、ミサゴ3、ハヤブサ1、シロチドリ4、メダイチドリ1、ダイゼン46、ケリ1、ハマシギ600+、オバシギ6、ツルシギ1、コアオアシシギ1、イソシギ2、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、ユリカモメ99、セグロカモメ15、オオセグロカモメ2、カモメ23、ズグロカモメ2
*今日は視界不良で全体の数がつかめていません

明日の満潮時間 5時03分 潮位225cm

明日の干潮時間11時12分 潮位 60cm

コメント
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