観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カワウとホオジロ

2016-06-01 22:09:50 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 8時47分 潮位 74cm
今日の満潮時間14時58分 潮位210cm

 

今日から6月に入りました。

潮回りが悪かったこともあるかと思いますが、今日は遂にシギ・チドリを1羽もみつけることができませんでした。

5月がバードウォッチングに適した時期であるのに対して、

6月の藤前干潟は、渡り鳥の数が少なく、梅雨の時期でもあるので、野鳥の観察・撮影には少しつらい時期となります。

 

しかし、ササゴイやオオヨシキリなどの夏鳥が飛来していますし、

暖かくなった干潟の上ではカニなどの干潟の泥の世界で生きる生きものたちが活発に活動をしています。

当館も協力している藤前干潟ふれあい事業などでは、これから干潟観察会などのイベントが多く開催される予定ですので、

ぜひ、この時期も藤前干潟へ足を運んでいただけると嬉しいです。

鳥たちが活動する干潟の上に実際に立ってみると、鳥たちの世界をほんの少しだけですが垣間見ることができるような気もしています。

 

 イベント情報の詳細は、下記HPでご覧いただけます。

  ●藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP)

  ●藤前干潟イベント情報(環境省HP)

 

前置きが長くなりましたが、今日の藤前干潟周辺の野鳥のご報告です。

今日は薄曇りでしたが、日中は風がとても強く、稲永公園を訪れる人もまばらでした。

そんな中、野鳥観察館前の庄内川ではカワウの群れが追い込み漁をして、ボラの稚魚などを次々と捕えていました。

 

今日は、庄内川を少し上って、ヨシ原が広がっている場所まで行ってきました。

庄内新川橋(国道23号)の少し上流にある鉄塔では、今年もカワウとアオサギが子育てをしています。

そろそろ巣立ったカワウの雛も多くなっているようです。

 

ヨシ原の中からは、複数のオオヨシキリのさえずりが聞こえてきました。

さらに、今日はホオジロをみつけることもできました。

強風で草が大きく揺れていましたが、その先端で必死にさえずっていました。 

 

明日の干潮時間 9時41分 潮位 51cm
明日の満潮時間16時01分 潮位228cm

コメント
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