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漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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アボリジニのこと  みそ汁鍋で鶏の照り煮

2015-06-04 21:11:05 | 夏の肉料理
愛するみなさま こんばんは

今後、いろいろな職業が不要になって
病院も薬局もセラピストもいらなくなるだろうなという話しをしていました。
そして、第一次産業が増えていくべき時なのだろうと。

そしたら、環先生が

「私は農業はムリやで、やっぱり釣りやな!」

と、目を輝かせて言っていました。

あまりに唐突!
でも、本当に漁師になりそうな勢いでした。

おそるべし、七転び八起きの ゴッドマザー


**************:



また本の話になっちゃうのですが
【ミュータントメッセージ」という本をよみました。
アボリジニの生き方のノンフィクションですが

ま~~、素敵なお話です。

その部族は、
自分の得意なことが、自分の名前になるんですね。

いくつかピックアップしますと
例えば、「癒しの人」とか。
そして、誕生日を祝ったりせずに、自分のレベルが上がったな
前よりこういうことが出来るようになったなと、自分で思ったら、名前を変えます。
そして、みんなに祝ってもらいます。

自分の特技が、使命です。名前です。
それは、誰かの役に立つためにあたえられた特技です。

その特技に上や下はありません。貴賎もありません。
何かを得るために働くのではなく、役に立つために働く。

怪我をしたら、その体の部位に、話しかけます。
肉から骨が飛び出すような骨折が、翌日は普通に歩けるくらいまでに!

何かが必要になったら、
「宇宙のみこころに合い、すべての生き物に必要であれば与えてください」
と、祈ります。
必要なものであれば、やってきます。
だから、彼らは旅するときに食料を持ち歩きません。
こう、お祈りすると動物たちがやってきてくれるんです。
食べていいよって。

基本テレパシーでやりとりします。

文字は用いません。なぜなら文字を用いると、記憶力が衰えるから。
彼らにはすごい記憶力があって、それは年齢によって衰えたりしません。

声は歌うためにあります。

勝ち負けはありません。

子供は望んで生まれてきたから、
死ぬ時も本人の望みにまかせます。
自殺は悪いものではないという概念。

そして、彼らは子孫を残すということを止めました。
この地上から一族で寿命をまっとうしたら、消えることを決めました。
地球のために、子供を生まないという選択肢の存在。


アニミズムの、地球の尊厳を守る、全ての生き物を尊重する生き方
それは、輪廻で自分が動物になって殺されるのはイヤだから、生き物を殺さないという
恐怖に基づくものでもなく
生き物が殺されるのは可愛そうだから、菜食主義になるとか、表面的なことでもなく
人間のために、動物はあるという優性学的なことでもなく

すべてに感謝の思いで生きている生き方 

食事のときにお祈りするという滑稽さ が書かれていました。

いつも祈りをささげ、感謝をささげている人からみたら
食事のときだけ、祈るなんて、不思議でしょうがないというわけです。

うむむむむ

というわけで、

さっそく、今朝のお祈りは
「宇宙のみこころに叶い、すべての生きものにとってよいようになる一日になりますように」

というお祈りに変えました。


そしたら、やってきたんです!

鰯が!





いつものスーパーに、
鳥取のお刺身用の鰯がありました。

鰯を買えるなんて、震災以来はじめて!しかもお刺身用です。

ありがたや~!
お刺身しようか?どうやっていただこうか。

ぷりっぷりで、ウロコもけっこうついているんです。
お魚さばくのは、震災以来じゃなかろうか。

昨日、包丁を丁寧にといでおいてよかった~!


というわけで、価値観まるごと見直すきっかけになる一冊でした。

点数とか、速さとか、金額とか数字でしか測れない今
それは、成績もスポーツも仕事も全部、測れるものでしかみない。
テストの点数や偏差値が高いほうがいいとされ
得点が高い、タイムが早いほうが勝ちとされ
年収で、人の価値、職業の価値がはかられる。
芸術だって、金額でしかその価値を判断する

アボリジニにはそれは、理解不可能のだそうです。
みんなハッピーがいい に、つながらないから。


勝ち負けのないスポーツでも、楽しんで見られるのだろうか?

勝つためにやるんじゃなければ、スポーツは何のためだろう?

太極拳には、勝ち負けがない。
賞もない。段も、級もない。
誰も負けないし、誰も勝たない。
その上、お稽古は同じことの繰り返しなので、つまらない人にはつまらない。
それでも、面白い。
体の動きはどんどん変わるし、いつも違うから。

ご褒美がないとやらない
罰があるからやる。

これって、子供の頃から受けた洗脳の一つだと思うのです。

宮本算数教室の宮本先生の言葉を思い出しました。
「算数がとけたご褒美は、次の問題」
子供たちは、純粋に解ける楽しさを 味わっていくのだそうです。

好きだからやる
楽しいからやる

その追求の先に、使命があるのかもしれません。

よく言われる
「お金をもらわなくても、その仕事をやりますか?」
っていう質問は、ここをついているのでしょうね~。


昨日の夕飯です。



みそ汁鍋で鶏の照り煮
人参の粒マスタード和え
豆もやしの中華サラダ
7分づきかまどごはん
納豆

昨日は雨だったので、もやしをたっぷり使いました。
体の余分なお水をさばいてくれます。
イボなんかがある方にもいいです。