漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
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二月うなぎ

2011-02-07 21:04:20 | 春の魚料理
太極拳の大会まであと一ヵ月半となり、
お教室ではゆる~~く、大会の練習をしております。

入場から、
退場までの練習も。

「はい、このまま右を向いて退場です」って言いたかったのに

「このまま右を向いて、退却です」って言ってしまった。

た、退却!?どこの戦場から!?と心の中で自分につっこむ。

今、ちょうど読んでいる平家物語が
都の義仲、危機一髪!のところなんですわ。
西に平家、東に頼朝にはさまれ、叔父行家に裏切られ
法皇からも二重舌を使われ、四面楚歌の窮地。
私としては、はやく木曾に退却してくれ~っと巴御前と共に
義仲にエールを送っている日々だったのでした。



さて、今日の夕飯です。

うなぎを環先生からもらいました。
宮崎の入船という、とっても美味しい鰻屋さんがありまして、
時々、食いしん坊の環先生は取り寄せているんです。

そのおこぼれにあやかったわけです。

普通の鰻って、湯をざっとかけて、グリルであぶらないと
気持ちが悪い。
ところが、ここのは、さっきまで、炭であぶってた?って
思うくらい、スモーキーな香りがプンプン!
そしてまったく脂っぽくないのです。
赤黒米の冷ご飯が一人分余っていたので、私は、この上に
鰻をのせて、タジンで蒸しました。



ほっぺたが3つほど転げ落ちました。
赤黒米も、また気配をひそめ、うなぎの良さを
前面に押しだす形に!

そして、
みそしる鍋で、長ひじきのもじゃもじゃ煮
糸コンと人参いりです。



久しぶりのひじき!
みそしる鍋の余熱で煮るので、ふっくらでおいし~~!!


味噌汁鍋で、ジャガイモと崩し豆腐の味噌汁



今日は帰りの電車が止まってしまって、
北風のふくホームで30分立ち尽くし、
最近春の気候だったから、ついつい薄着で
芯まで冷えたから、温かいご飯たちが骨まで染み入りました。

今日はうなぎの話を。
うなぎは、血と気と腎を補い、血流もよくし
風湿をとり、筋骨を強くします。
よく、夏の土用はうなぎだぜ!といいますが、
薬膳的には夏の時期のうなぎは、特に一押し!ってわけでは
ないんです。

むしろ冬のほうが、体にあっている。
腎を補うしね、肝も養うから、まさに冬から春にかけてにはぴったり。

今日は鋭気を養わせていただきました♪