Reflections

時のかけらたち

ヒラリー・ハーン

2013-05-12 22:23:02 | music



ヒラリー・ハーンの演奏会。
ステージに立って演奏している彼女を見ていると
それはもう神様が天上からスポットライトを
あてているようなそんな感じがします。

選ばれし者・・
演奏を聴いていると、それでは凡人の私たちは
何のために生きるのか? と考えてしまいます。
誰でも生きる意味があり、それぞれが自分に課せられた
ことをやって生きている。

これからの自分はどんなことに
役立てることができるのか
また、頭を柔らかくしていろんな世界も
見てみたい。

そんなことを感じながら聞いていたところ
プログラムに
大島ミチルmemories という委嘱作品では
「ハーン自身がこの世に生を受けてから
今までに仙った道を印象深く思い出している
様子が描かれる」と書かれていました。
静かな寄せる波のような曲でした。

                  

プログラム

アントン・ガルシア・アブリル:"Three Sighs"より"First Sigh"★
デイヴィッド・ラング:Light moving ★
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K302
大島ミチル:Memories ★
J.S.バッハ:シャコンヌ~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より
(休憩)
リチャード・バレット:Shade ★
エリオット・シャープ:Storm of the eye ★
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
ヴァレンティン・シルヴェストロフ:"Two pieces for violin and piano"より"Waltz""Christmas serenade"★

ピアノはコリー・スマイス

★ヒラリー・ハーンのための委嘱作品です。

                  

やはりバッハのシャコンヌが最高峰でした。
始まるとすぐ、涙がたまってしまい、抑えるのが
大変でした。亡くなった時によく聴いていた曲で
魂に響く曲です。葬儀の時は少し和らげて
バッハの協奏曲にしました。

今日そのCDを買って、サインをしてもらいました。
あなたのバッハが好きというと、ありがとうと答えて
くれました。すごくキュートでした。



サイン会のためにアンコールが終わったかと思って
並びに出たら、あと2曲もアンコールを
したなんて・・・
聴けたアンコールは下の2曲だけ
James Newton Hawardの「133・・・At least」
David Del Tredicの「Farewell」

アンコールの前のヴァレンティン・シルヴェストロフ
のクリスマス・セレナーデはさわやかな風のようで
まるでアンコールの伸びやかさがありました。
現代曲と、モーツァルト、フォーレ、バッハの
プログラムでした。現代曲は音という感じでしたが・・
自然の音のような感じのもあり・・

サインをもらって帰ろうとするとコンサートホールの外まで
列が伸びていて彼女の人気のほどがうかがえました。

娘が夕食を母の日でプレゼントしてくれるというので
急いで帰りました。
食材探しからメニューまで。
母の日のプレゼントに何がいい?と聞かれて
お買いものとか・・と言うとそれじゃ小学生の
お手伝い券じゃないと笑われました。

メニューはラザニアとオリジナルのサラダ
それにリクエストのロイスダールのケーキです。



オリジナルサラダは少し甘いヨーグルトとオリーブオイルのドレッシング
に残ったラザニアのパスタをきゅうりやハム、レタスで止めています。




ラザニアにはズッキーニを入れています。
最近ズッキーニにはまっています。




初めてのロイスダールのケーキは甘さがちょうどよく、桃の味が生きていました。




すてきな母の日ありがとう。

May 12   2013
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5 コメント

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はじめまして! (つっちー@LA)
2013-05-15 14:28:10
はじめまして! 自分もヒラリーのファンの一人です

日本公演で素晴らしい演奏を披露しているのが、
伝わってくる記事、嬉しかったです

自分は、現在、Los Angeles在住で、日本公演直前に行われた
Walt Disney Concert Hallでのリサイタルに行きましたが
もう、感動の極みでした

彼女の生の演奏を聴いて、彼女の動き、弓の使い方
曲の終わるときの余韻、演奏のすべてにおいて、
彼女の音楽に対する忠誠心のようなものを感じました!
ある意味、とても生真面目! 
従って、自分の感情を演奏を通じて表すタイプの演奏家とは、
目指しているものが違うように思えました

自分もブログで、LAでのリサイタルの記事をかいています
もしよろしければ、見に来てくださいね!

因みに、ヒラリーのLAでの次の公演は、2014年1月31日~2月2日、
LA Philharmonicとの共演で、NIELSEN: Violin Concertoです
多分聴きにいけると思います、半年以上先の話ですが(笑)!

それにしても、ケーキ美味しそう!
返信する
大島ミチル (久我山散人)
2013-05-15 19:14:57
大島ミチル、
 良かったですね~~~~~~~~~~~~~!
返信する
つっちーさんへ (カンカン)
2013-05-15 23:58:01
コメントありがとうございます。

初めて日本に来た時に「まるで音楽が誕生する神秘の瞬間に立ちあっているような
美しさ」と評されました。「・・どこにも無理のない清らかな連弓がきしみのない
無垢な響きを可能にする。・・・神経の行き届いた重音、変容する音色など思えば
卓越したテクニックなしにはありえないのだが、聴いている間はひたすらバッハの
奥深い世界に圧倒されていた。」
この朝日新聞の記事でぜひ聴きに行きたいと思い
2回目の来日より、コンサートに行くようになりました。

彼女の音は純粋で音楽そのもであり、おっしゃる通り
自分の感情を演奏を通じて表すタイプではないと思います。

ブログ楽しませていただきました。
来日直前の様子と新聞の批評が興味深かったです。
返信する
良かったよね (カンカン)
2013-05-16 00:03:13
今回の作品の中で新鮮でした。

14日もこちらに行けばよかったと思うくらい
ウィーン交響楽団(大野和士指揮)のピアノコンチェルトは
良くなかったです。バックとソリストがかみ合っていないように
思えて、一緒に行った人は気持ち悪くて眠れなかったと
言っていました。
返信する
ヒラリンの続き (久我山散人)
2013-05-16 08:54:04
カンカンさん
 14日は正解でしたけど
   S席でも良くない席が多いですよ~
    タケミツメモリアル。

パイプオルガンの前の席が
 今回は良かったかもしれない!
  次はあそこ取るよ~
返信する

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