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Reflections

時のかけらたち

40年前に出会った思い出の画家たち(追記あり) ・・・ artists I met 40 years ago

2019-07-01 23:59:59 | art
入江一子先生

思いがけず40年前にお会いしたことがある入江一子さんの記念館に行くことができ、また40年前を呼び寄せて
しまいました。そして今なお健在でいらっしゃることがうれしいです。たくさんの勇気をいただきました。
お会いしていた時は清水建設の絵画クラブを指導していらっしゃいました。
私はヨーロッパ旅行で知り合った鹿島建設に勤めていたMさんのつながりで鹿島アトリエに彫金を習いに
行かせてもらうようになり、隣の部屋でやっている絵画にも加わるようになりました。会社のクラブ活動です。
その時一緒に描いていたのが新制作の古茂田美津子先生。ご主人の画家古茂田守介の後を引き継いでいらっしゃいました。
古茂田先生の絵のミステリアスで枯れた感じがすごく好きでした。入江先生の絵は激しくて鮮やかだったのを
記憶しています。バラの花の絵とかが記憶に残っています。

建設大手5社の絵画指導の先生たちには合同のスケッチハイクや作品展で指導したり、講評していただいていました。

今回まだお元気に活躍されて嬉しく思いました。相変わらず明るく派手でエネルギッシュな絵です。50を超えてから
シルクロードにとりつかれ、何回も通っています。馬で何十時間も揺られてブルーポピーを見に行かれたとか。
私は肺がん検診に引っかかって無事でしたが、最近坂道はつらいし、ブータン旅行は無理かなと思っていましたが、
また目標設定できそうに後押ししてくれています。



入江一子 シルクロード記念館












参考)

『101歳の教科書 シルクロードに魅せられて』 入江一子――立ち読み


入江一子 シルクロード記念館


岡本半三先生

大成建設絵画クラブを指導されていたのが岡本先生。竹中工務店でなく確か大成だったと思います。
とても優しいものごしで、銀座の画廊の個展にもうかがったことがありますが、あのころは舞妓さんや少女の絵を
初々しく描かれていました。ご一緒に飲んだかお茶をした記憶があります。
懐かしくてネットで調べていたら、最近本を出版されているのですね。




ネットに絵が載っていないかと探しましたがバラの花の絵しかみつけることができませんでした。





いろいろ探していたら、彼は東大の大学院に行っている頃から絵を描きだしたようです。東大らしからぬ
やさしいゆったりとした方でした。


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆



鹿島アトリエでお世話になった古茂田美津子さんのことや彫刻家の伊東 傀(いとう かい)先生のことは
今までブログで書いたことがあります。古茂田先生にはお宅に何度もお邪魔したり、みんなで親しくお付き合い
させていただきました。伊東先生も芸大教授でいらして直接彫金を教えてもらうこともありませんでしたが
彫刻についてスライドなどで教えてもらいました。イタリア彫刻のマンズーとかそのころ知りました。

ひとつの出会いから多くの出会いが広がり、そしてそのなかから多くの友人、そしてパートナーに出会いました。
偶然が連鎖して広がっていく・・それは今も続いていて運命なのか偶然なのかわからない感じがします。





そして先週だったか、鹿島アトリエでご一緒していた大成建設のNさんからお葉書をいただいて
今度お会いすることになりました。どうやら一度10年近く前に世田谷美術館の山口薫展ですれ違って
いたようです。京都や奈良のこと、音楽、テニス、いろいろなことを教わりました。
お酒もよく飲みに行ったことがなつかしく思い出されます。


追記
ネットで岡本半三展をみつけて見たら懐かしい舞妓さんの絵がありました。
先生は2012年に亡くなられていました。

岡本半三素描展  2002年
奥村土牛は一番好きな日本画家だけれど、岡本先生は最初奥村土牛に師事されていたのですね。


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