Reflections

時のかけらたち

メトロポリタン美術館展最終日 ・・・ the last day of exhibition:the Metoropolitan Museum of Art , New York

2022-05-31 23:11:07 | art

5月30日

名古屋一日旅行から帰って翌日はベルカント、ボビンレースの最後の仕上げなどがあり、いつメトロポリタン美術館展に行けるかと
思っていたのですが、最終日の朝一に予約しました。こういうシステムは超過密混雑を避けられるのでいいですね。今までだったら
最終日には長い列。

時間枠で入るための人が並んでいましたが、すぐ入れました。美術の教科書のような展覧会でアメリカ人のヨーロッパ美術に対する
憧れや趣味もわかるような感じです。

今回公開された作品はメトロポリタン美術館展WORKSで代表作が紹介されています。

たくさんの部屋が迷路のようにつながっていましたが、最初の部屋の宗教画の所だけでも見ごたえがありました。フラ・アンジェリコのテンペラ
の赤と青好きだな~。この部屋の中で一番異彩を放っていたのがエル・グレコの絵でした。グレコ展とか昔行ったことがありましたが、全部グレコだと
あまり感じなかったのですが、この流れの中ではすごく動きがあり、人々の感動が現れていてドラマティックでした。
ルーカス・クラナッハは林辺先生の原宿の工房時代にトイレの前に絵が貼って会って、そのデフォルメされた形に不思議な魅力を感じていたことを
先生のイメージとともに思い出します。

フェルメールの「信仰の寓意」は珍しい作品です。いつもは静かな空気が流れる心の中に入り込んでいくような絵ですが、今回の絵は寓意である信仰が
女性の心からあふれ出るようなパッション、パワーを感じるものでした。外へ外へと思いが広がっていきます。いつものフェルメールの絵は内へ内へと行く
ような感じです。

レンブラントの「フローラ」を見て、名古屋で再会した友人と若いころ上野で「ダナエ」を見に行ったことを思い出しました。その時に見た絵の真珠の輝きが
すてきだったことを思い出します。鎌倉の美術館にも一緒に行きましたが、何を見たかあまり覚えていません。

他にヴェラスケスやムリーリョ、ゴヤの絵もありました。マネやモネなど印象派に流れて、その前にヴァトーやブーシェの明るいフランス絵画もならび
あとはゴーギャンやセザンヌなどとにかく集めましたみたいな感じでした。

最後まで見て、また再度見に戻ったのはフラ・アンジェリコ、グレコ、フェルメール、クラナッハ、レンブラントと今までに見たことのないような聖母子
オランダの画家ディーリック・バウツの絵です。

zoom up colleciton より

 

朝一だったので、きっと青山ウェストは入れるのではないかと思って歩いて行きました。
ほとんど待たないで入ることができました。主人も大好きだった銀座ウェストの青山ガーデンです。

 

 

 

 

時おり空気が流れて気持ちがよかったです。

 

 

ここのケーキは好きなケーキの一つです。ゴルゴンゾーラのクリームがのっているレモンパイ。
あまりケーキは食べてはいけないのですが、最近買ったりしていないのでいいかな・・

おいしいコーヒーを飲みながらチェロの曲を聞いていました。ふと流れるノクターンになぜか
涙が出そうになりました。

曲のことをお聞きしたら、すぐCDのジャケットを持ってきてくれて教えてくれました。

珈琲はお変りをつぎに来てくれるのでゆっくりと過ごすことができます。たくさんの人が並ぶカフェ
ですが、中に入ればゆっくりと長居のできるお店です。

さっぱりとしたさわやかな珈琲についてお聞きしたら、サントス No.2,  コロンビア スプレモ
ブルー マウンテン No.1、モカ マタリ のブレンドと教えてくれました。比率は企業秘密だそうです。

同じ曲がハウザーであったので、帰ってから何回も聞きました。美しいメロディーに胸を
締めつけらます。

 

お花がいっぱいのウェストです。

 

 

 

 

 

もう一度美術館に戻り、テラスで持ってきたサンドイッチを食べて
午後のヨガに向かいました。

 

夕食後は名古屋のお土産、有楽風でお抹茶をいただき、旅の余韻を味わいました。

 

ノクターン 第20番(遺作)

HAUSER - Nocturne in C Sharp Minor

 

コメント
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