Reflections

時のかけらたち

心に沁みるグレン・グールドのブラームス ・・・ Intermessi by Gould

2016-06-16 22:13:05 | music
生まれ変わったのか、繰り返しているのか・・・
なぜか私の人生のセカンド・サイクルは昔のいいものを思い出し
再発見の日々。

図書館にネットで予約していたグレン・グールドのブラームス間奏曲集とビートルズのLet It Be
が他の図書館から到着した。グールドはLPでモーツァルトとバッハを持っているけれど
若い頃、ゴールドベルグ変奏曲がヒットして、友人も結構レコードを持っていた。
ブラームスの方も鎌倉に住んでいる友人のところに新婚時代に遊びに行って、この間奏曲集を教えてもらった。
その時その友人は三島由紀夫の近代能楽集が面白いと教えてくれたっけ。

その後間奏曲集はラドゥ・ルプーのコンサートで聴いて、レコードを買った。あのターナーの絵にも例えられた
ルプーの幽玄の響き。






今回グールドのを聴いていてもっと軽く、とても澄んだ感じ。(今母の名前が澄子でいい名前だったんだなと思った)
それでいてソフィステケートされている。寂しいだけでなく魅力的。
音が心の中に落ちて行き、グールドがなんと心の美しい人なんだろうと思った。死後25年以上経っているけれど
生きて訴えかける力がすごい。テレビでしか見る機会はなかったけれど、椅子を低くしてうなりながら
弾く姿はどうも奇妙でしかなかったけれど、その音の音楽の何という素晴らしさ。生で聴きたかったなーと思う。
インタヴューとか記事はたびたび目にしていたけれど。
今心に響き、感動の中にいるグールドのブラームス。














若いころのグールドのモノクロ写真がいい。

モーツァルトのソナタ全曲録音したとき、山また山であったと語っていたことを思い起こした。
ヒラリー・ハーンも最近モーツァルトのソナタを弾いて行きたいと語っていました。簡単そうで
簡単でないモーツァルト。



コメント
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