“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

「嚮」と「向」

2013-02-22 23:14:55 | 日記
こんばんは。

今日は記事を出そうか迷いましたが、
根性で慌ただしく要覧147頁2段目「嚔」~「囃」を引きました(笑)

要覧によると
「嚮」には

キョウ
コウ

という2通りの音があり、

む(かう)
む(く)
さき(に)
ひび(く)

という4つの訓があります。

「む(かう)・む(く)」と「さき(に)=以前」の意味の熟語では「キョウ」の音、
「む(く)」意味では「コウ」という訓もあります。

・「嚮後(きょうこう)」…今から後。知らないと「きょうご」と読むか迷いそう。
=「向後」

・「嚮導(きょうどう)」…先に立って行くこと。

・「嚮日(きょうじつ)」…先日。「日」を「じつ」とすんなり読めるか不安。

・「意嚮(いこう)」=「意向」。

却って、難しい「嚮」はキョウと読めるのに、
オール常用漢字の「向後」はキョウコウと読めない、
それが漢検1級受検者の障壁の一つです。

入試漢文、今日の添削でまだ一人「向に」を「さきに」と読めてなかった~。

センター試験でプラスを稼いでいる人も、マイナスで敢えて挑む人も、みんなあと2日。
ともに気を引き締めて頑張るのだよ。
さあ、しろねこも添削に戻りましょう!

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