“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

30-3を受けました。

2019-02-04 07:45:35 | 日記
漢検1級30-3を昨日受検してきました。
「末枯れる」と「心悲しい」にやられました。ずっと前に目にしたきり、忘れてしまっていました。まだまだ漢字や和語に対する「心」が足りない自分を感じました。

会場は行き慣れた場所で、27番まで席がありましたが、実際は5名ほど来ていなかったようです。

今回は1か月前くらいから、いつもはパラパラ読みしかできなかった山本康喬氏の『漢字音符字典 増補改訂版』をずっと通しで拝読していて、楽しくてしかし気がつくと1週間前になっており、全部お復習(さらい)できた分野と見きれなかった分野が出てしまいました。それでも、明日から始まる定期考査の日程で自分の科目を最終日にしてもらうようにし、その作問に集中する期間と自分の勉強の追い込み期間をずらすようにしたり、1週間前からは何とかいつもより1〜2時間早く帰るようにするなどして、多忙な中でも時間をとりました。当日も例年の如く生徒募集関係日で皆は出勤日でしたがそれも免除してもらい、無事受検できました。勉強したものは書けましたし、知らないものは全く手が出ませんでした。ですが今年度は差し支えなく全回受検できたので、爽やかな気持ちです。

1週間前、少し風邪気味でしたが周囲はインフルエンザが流行りすぎて一時は生徒・教員を含め70人を超える不在を、来ている人々で何とか踏ん張ったという状況でした。しろねこの科の後輩もしっかり罹患してしまい、代行で仕事を引き受けたり、今年も湯島聖堂漢文検定を実施したりとバタバタでしたが、一応仕事と自分の勉強を両立し続けられた点はがんばりました!

試験中は、あまり自分を追い詰めず、30分問題用紙に解き、残りで解答用紙を埋めながら不明なところを考えました。このとき、最初思い出せなかった字の部首を三つほど思い出しました。解答用紙は裏から埋めて、あと書き取り・語選択書き取り・四字熟語が未だの時点で「残り10分です」と言われたときは多少焦りましたが、2分残して何とか書き終えて、まだ埋められていないところをやっつけでいくつか埋めて終わりました。

ここ暫く140点台をうろうろしているしろねこですが、勉強しているときに、前よりその字に馴染んだな、と思う字を見かける瞬間は増えてきました。前は主にその単語やその例文やその字形を知っていて正解するということが殆どでしたが、最近はその字の成り立ち上その解答がしっくりくるというか、改めてそれに気がついてそれらの字をしげしげと見つめることも多くなりました。それはしろねこにとってはとても嬉しいことです。より望ましい勉強の実感が得られるように、また漢字学習を続けていきます。

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