“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

26-1 詳細反省①

2014-06-30 01:36:05 | 日記
今晩は。

先週、26-1問題を報告記事のため入力するうちに、
試験当日、理屈や引用熟語で理解していたはずの音読みをかなり忘れていて、
実は間違って書いた問題が多数あったことを恐々直視。
本試験2日後になってから関連語(←例:「濁醪」)がすんなり記憶から出てくるとか、
本当に自分がつくづく嫌になりました(汗)

しかし今回は、
・自己採得点 155
・勉強が回っていれば取れていた 21
・しろねこにとっての新知識・不勉強 24
でしたので(これまで不合格のときは、復習していたらできたという問題が約一桁分の感覚でした)、
合格はできていませんが、学力安定のイメージは、ここ2回程で大分できてきたのかな、という感想です。
勉強できない日も毎日何かはひとつ漢字ネタを見ようとしてきた効果ではあるのでしょう。
いつも直前勉強の回し方が、自分の理想形に比べると、時間の関係で非常に大雑把なので、
もう少し手前からなんとかできればいいなあと思います。

あと、最近重くて体力的に諦めていたのですが、以前のように通勤に辞典を、持参してみようと思います(そうでないときは要覧)。
折角持参しても
・早めに居住区に戻り、街で勉強できず自宅直帰
・乗り物内でぼんやり、或いは他サイトをチェック
・帰宅して見ようとしても、自宅で爆睡
などの理由で見られていなかったのですが、
やはり辞典が手元にない故の確認の先延ばしによる空虚さを無くしたいので、
諦めずやってみます。

勿論、
「仕事の仕方を考える」
という最大課題はありますが…。
(これからまた恐ろしい秋の行事ラッシュと入試問題校正ラッシュがやってきます。)

とにかく自宅は家族と最低限確認の会話をし、お守りのかめちゃんたちとほぼ寝るだけの場となっていますので(それはそれで、絶対なくてはならない大切な場所なのですが)、
戸外で如何に小分けで頭に入れていけるか、死活問題に向き合ってみようと思います。

不合格は残念ですが、やはりそれ以上に1級問題は面白いと、今回も思えたので、
馬鹿のようですが勉強を続けていきます。


前置きが長くなりましたが、反省です。
※誤答についてですが、
・勉強が回っていれば取れていた … (A)
・しろねこにとっての新知識・不勉強 … (B)
とします。


■音読み 13/20点

1 繭紬 … けんちゅう ×
▼(B)「繭」は「蚕繭(さんけん)」の「けん」なのに「さん」だと思い込み、「紬」も読み誤り「さんしゅう」と書く。
2 大旆 … たいはい ○
3 霞迺 … あいだい・あいない ×
▼(A)「迺」の読みを忘れる。しろねこの頭に入りにくい字。
4 村醪 … そんろう ×
▼(A)「もろみ」という訓読みと、「濁醪=どぶろく」という訓読みだけが脳裏を駆け巡り、「濁醪=ダクロウ」が一切浮かばなかった、典型的な物忘れ現象。
5 汨羅 … べきら ○
6 柔腴 … じゅうゆ ○
7 鶩列 … ぼくれつ ○
8 瞿然 … くぜん ○
9 廝養 … しよう ×
▼(A)「斯」=「し」から連想できた筈が、何故か「そよう」と書いてしまう。
10 霈艾 … はいがい ○
11 萌[「蘖」に近い、ひこばえの意の字] … ほうげつ・ぼうげつ ○
12 釣鼇 … ちょうごう ○
13 簟牀 … てんしょう ×
▼(B)「簟」の読みを忘れる。しろねこの頭に入りにくい字。
14 醯醢 … けいかい ×
▼(A)上下逆に「かいけい」と読んでしまう。
15 啓迪 … けいてき ○
16 謨訓 … ぼくん ○
17 崟崟 … ぎんぎん ×
▼(A)度忘れ。練習不足。
18 餒饉 … だいきん ○
19 蛙黽 … あぼう ○
20 旄倪 … ぼうげい ○


■訓読み 10/10点
※直前練習が音読みと違って回っていました。

1 霤 … あまだれ ○
2 滾(って) … たぎ(って) ○
3 璞 … あらたま ○
4 訖(る) … いた(る) ○
5 衵 … あこめ ○
6 肉叢 … ししむら ○
7 堋 … あずち ○
8 櫺窓 … れんじまど ○
9 柬(んで) … えら(んで) ○
10 嗔(れる) … いか(れる) ○


■書き取り 26/30点

1 じんましん … 蕁麻疹 ○
2 (使い)こな(せる) … 熟(せる) ○
3 (ペストが)しょうけつ(を極めた) … 猖獗 ○
4 こうけい(に中たる) … 肯綮 ○
5 くびき … 軛 ○
6 (黄金の)しび … 鴟尾 ○
7 りじ(に入り易い譬え話をする) … 俚耳 ×
▼(B)「俚事」と書いてしまった。
8 (宥め)すか(して) … 賺(して) ○
9 ぬなわ … 蓴 ○
10 むしけら … 虫螻 ×
▼(B)「虫[虫+惠]蛄」と書いてしまった。
11 せいへい(を執った) … 政柄 ○
12 (市街を)ふかん(する) … 俯瞰 ○
13 ふかん(を理由に揮毫を辞する) … 不堪 ○
14 (降り積もった雪が)ふすま(をのべたようだ) … 衾 ○
15 (飼料に)ふすま(を混ぜる) … 麩 ○


■国字 10/10点

1 さこ … 逧 ○
2 むし(り) … 毟(り)・[手偏+少+力](り) ○
3 うん(繝) … 繧(繝) ○
4 うぐい … [魚+成] ○
5 とて(も) … 迚(も) ○


■語選択書き取り 4/10点

1 くいちがうこと。 … 牴牾 ○
2 村里。また、民間。 … 閭巷 ×
▼(B)「巷」は書けたが、「りょ」は何と書いたか、問題用紙に写し書きなし。「閭」=むら、ちまたの意。
3 うらない。 … 卜筮 ×
▼(A)何故か「ぜいせい」を見て悩んでいた。「筮」に気を取られたか。
4 僧が方々で布教すること。 … 巡錫 ○
5 貧しい書生や学者。 … 窮措大 ×
▼(B)読みの選択まではいけていて、「窮」までは書けたが、その先は外れ。「せきじゅ」は「赤儒」とか書きそうなひっかけ??

残った選択肢 
あつれき、ぜいせい、せきじゅ


■四字熟語書き取り 18/20点

1 豺狼(当路) ○
2 萍水(相逢) ○
3 運斤(成風) ×
▼(B)意味選択は消去法で得点。辞典見て改めて確認しましたが、大工の石(せき)さん、凄腕です。思わずタイタニックの、斧で手錠を断つシーンを思い出しました。
4 鵲巣(鳩居) ○
5 昏定(晨省) ○
6 (風声)鶴唳 ○
7 (軽妙)洒脱 ○
8 (衣錦)尚絅 ○
9 (泉石)膏肓 ○
10 (牛驥)同[「白」の下に「十」] ○


■四字熟語意味選択 10/10点

1 「鵲巣鳩居」の意味 ○
2 「牛驥同[「白」の下に「十」]」の意味 ○
3 「豺狼当路」の意味 ○
4 「衣錦尚絅」の意味 ○
5 「運斤成風」の意味 ○


→②に続く。

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