ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

時代錯誤の昼食代

2016-09-10 | うんちく・小ネタ
■先日、台風13号が接近していた日、仕事を休んで外出していました。
模型作成の道具や材料捜しと、いろいろなパーツや道具を見て回りました。「ユザワヤ」と「東急ハンズ」そして「ヨドバシカメラ」の模型コーナをはしごしたんです。今回の話しは、その「昼飯(ひるめし)」です。
■私の昼食の歴史ですが、就職した会社には、社員食堂があり、それを使っていました。
結婚後は横浜に戻り、遠距離通勤・早朝出勤ということもあり、弁当作りは不可能で社員食堂使用。営業所勤務に変わり、御茶ノ水下や専修大学前に通勤していました。この頃は、お弁当を作ってもらいました。ここらは学生街ということもあり、安くてたっぷり食べれる食堂やキッチンがたくさんありました。私の昼食時金額イメージって、この頃に、頭に染み込んだものなのでしょう。
■その後、また工場の外注手配職場に移動しました。
工場出身の技術屋は、営業部の空気になじまず、先輩・同僚にいじめられ、先輩に追い出されたのです。その後、経営悪化に伴う55歳以上全員リストラに至るまでは、社員食堂。職業訓練学校時代や再就職後の品川勤務では、一貫してカミさんのお弁当が続き、現在に至っています。そんなかんやで、私の昼食金額イメージが、とても安い金額で染み付いています。おおよそ「ワンコイン」500円。
■先日の外出の時、横浜駅周辺地域で外食しようとして、私のイメージ金額では、とうてい、食べられない事を実感させられました。
とても安くて700~800円。1000円くらいは当たり前なのです。世間知らずは昔から有名でしたけど・・・・・ 横浜駅の表側は無理と判断し、鶴屋町方面にちょっと足を延ばしてみました。そこで見つけたのが、本日の写真の場所です。

■注文したのは「唐揚げ定食」500円。
ちょっと小ぶりですが、唐揚げが7個載っていました。小ぶりのドンブリ飯上にのっているのは、「鳥そぼろ」。千切りキャベツもたっぷり目で、マヨネーズが添え。問題は、その食べ方です。どんな所で食べたかと言うと、焼き鳥をメインとした立ち飲み屋の昼食メニュー、そのうちの最安値品(「一番人気」って書かれてましたが。)です。つまり、立食いなんです。思わずビールが飲みたくなりました。
■店内は終戦後しばらく経った昭和の頃をイメージして作られたのでしょうか。
裸電球が並んでいて、ホーロ引き看板があちこち飾られています。天井には、碍子(がいし)と露出配線があり、店内の柱は木製電柱をイメージして作られていました。テーブルはなく、あちこち50cm巾くらいのカウンター造りで、そこら中に団扇(うちわ)が置かれていました。

■短時間営業する昼食時は、冷房が効いていました。
夕方からの、本来の立ち飲み屋さんになると、あちこちのガラス引き戸は開けっ放しになるんでしょう。煙りもうもうとした焼き鳥屋が想像できます。面白体験・話しの種になる「昼めし」でした。ゆっくりイスに座って食事ができればいいのですが、まあ、金額を考えれば、満足の行く昼食だったんでしょう。


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